2013年11月30日土曜日


*11月は、下記事業が集中しましたが皆様の積極的な参加をいただき無事すべての事業が実施することができました。

1.青梅産業まつりH25.11.2-3

2.青梅総合高校「職業人講話」講師派遣H25.11.5 

3.東芝労組の森H25.11.9

4.林業機械展視察H25.11.18 

今回は、「職業人講話」講師派遣、林業機械展視察について報告します。

 

「職業人講話」青梅総合高校にて(H25.11.5  
会員:神棒尚之                                        

115日秋晴れの午後青梅総合高校に『高校生を対象とした社会人講話』に参加させていだきました。

はじまりは、森林ボランティア育成講座の参加者のかたが『育て上げネット』のかたで会長に依頼があり僕に『どうですか?』と、そのばで『僕でよければやらせていただきます』となり主催の『育て上げネット』の担当者の方と、趣旨説目等をしていただき、それから約1ヶ月半ほどで当日をむかえました。

僕の勤め先『奥多摩緑地開発』より小型チェーンソーと登降機の枝打ちのセットを借りました。
校内で顔合わせ等があり、いざ教室へ1回目は、生徒13名、先生1名でした。
自己紹介、職歴、学歴の後にアルバイトの休みに時間に農業の本を読んでたことから、林業の世界に入り、歩道整備、桟橋、空石積み、除伐、枝打ち等を話た後、チェーンソーなどを近くで見たりふれたり、腰道具を腰に巻いたり、してもらい森レール、軽トラ、4tユニック等運搬関連の話をしました。

慣れないせいか時間ギリギリで終わってしまい。雑談ができなくなったので、2回目は話を減らしてみたのですが、時間が余りすぎました。
時間を使って話す事や、人に伝える難しさを改めて実感した一日になりました。

また機会があれば参加してみたいです。
 
 
 
 
「林業機械展に参加して」
会員:大澤 眞人 
11月18日。林経協・青梅りんけん合同の見学会で、第37回全国育樹際記念行事として開催された「2013森林・林業・環境機械展示実演会」に参加させていただきました。
 快晴の中、午前10時頃から午後1時まで。3時間ゆっくりと広大な展示会場の一つ一つのブースを見て回りました。
林業機械各社ごとにハーベスタ、プロセッサ、スイングヤーダ、フォワーダなどの最新式の機材の展示と、轟音を立てての実演。唸りを上げての木材の切断・移送など見る間に木材を処理するスピード感を味わってきました。
 私たち青梅りんけんでは、日ごろの活動の中でチェーンソー以外は、ナタや手のこ類での作業が中心で、展示会場のように多数の機械がエンジンがうなりを上げている様は、まるでモンスターの集団がうごめいているようにも感じました。
 5,6年前頃でしたでしょうか、プロセッサの実演を桧原村の現場ではじめて当時の最新鋭の機械を目の当たりにし時、「将来こんな機械が日本の森林でも活動する時が来る。」と感じ入ったことを思い出しました。
しかしそのすごさを感じたときとは違い、もうこんなにたくさんの機械が使われるようになってきたんだと感じました。
また、ソフト面では林班図をGPSに落とし込んでの森の管理方法などこれから活用してみたいことも知ることが出来ました。
そして終了後、引率してくださったリーダーの粋なサプライズで近くにある妻沼聖天山の国宝のご本殿を参拝することができました。
日光の東照宮よりも約百年後、八代将軍徳川吉宗の頃、地元の人々が25年もかけて作り上げてきた建物のすばらしさと共に、当時の庶民の信仰心の強さに敬服すると共に今日まで守り伝えてきた心意気・持続力を合わせた営みの素晴しさに、感動しました。
この見学会で、日本の林業の最先端の機械類を目の当たりにすると共に、日本の伝統文化が営々と維持され、なおかつ造営当時の方々が知ったら感涙に咽んだだろうと思われる数年前に国宝に指定されたという日本人の心の宝に触れることが出来ました。
新しいものを取り入れていくことの視点と伝統を持続し文化を大事にしていくことの大切さをすばらしい彫刻に教えていただくことが出来たすばらしい一日でした。
このような会に参加の機会を作ってくださり、またお世話いただいた方々に感謝申し上げます。
 
 

2013年9月23日月曜日

第9回森林ボランティア育成講座(H25.9.14)

                                                                        受講生  ペンネーム:くらっち♪

-----9/14(土)「森林調査」感想文-----

昨年から始めた森林ボランティア!
全12回の内、今回は早くも第9回目となりました。
始めは若干の不安もありましたが、意外に女性も多く、指導してくださる講師の皆さんは気さくで楽しいおっちゃん達で。
キツいかな~?と思っていた山作業は、ナタやノコギリをブンブン振り回し、日頃オフィスワークで溜め込んだストレスと肩こりを発散すべく、とても良い運動になっています♪
終わってみると意外にも清々しい疲れと心地好さとに包まれて、帰りの電車に揺られます。

さて、今回やったのは「毎木調査」→まいぼく調査。この山にある木が、実際にはどれだけのお金になるのか、計算するための事前調査です。
一本一本巻き尺で計測し、山全体の木の太さの平均を算出。次に平均値に近い太さの木を一本だけ切り倒し、3Mずつの輪切りにします。その輪切りにした切り口の直径を測り、一本当たりの木の体積を計算。
その体積を金額に置き換えて、最後には山全体の木の本数で掛け算し、売り物にならない木の割合を勘案して見積もりを立てていきます。

手入れが悪く、曲がったり、傷が入っているものは建築材としては売れず。
今回の輪切りにした55年生の平均胸高直径22cmの一本のヒノキは、原木市場でめーいっぱい売れたとしても、なんと数千円にもならないことに驚きました。

あれだけの作業をして…、意外とお金にならないのです。
なのに輸入物には値段の安さで敵わず。
これでは日本の林業が生き残るのは苦しいだろーなー・・と、しみじみ感じ、改めて考えさせられました。

人類は古来より森林から多くの恵みを受けて生活してきました。
一度人の手が入った森や林はもはや人の手なくして健康ではいられません。
健康な山は、健康で豊かな川を、そして川下の海をも健康で豊かに育てます。
日本人は山、里、海の、恩恵を受けて生活してきました。


そしてこれからも、それらの恩恵を受け続けていかれるよう、森林を健康な状態で維持していく必要があり、またその森林を守るプロフェッショナル・林業が生き残って行かれる仕組みを時代に沿った形で考えていかねばならない事を実感しました。
さて次回は、12月の炭焼きです♪昨年は参加が出来なかったので、とても楽しみです

*皆様、また次回も宜しくお願いいたします<(__)>。*

2013年7月16日火曜日


HPへの投稿から(H25.7.16)
受講生2名からの大切な投稿をここに掲載します。手違で遅くなりましたことお詫びします。

nyago さんが投稿「第5回森林ボランティア育成講座(H25.2.9土曜日) ...」にコメン トを書き込みました。
こんにちは!いつも丁寧に教えていただいて、感謝しております、6期生のnyagoと 申します。
3月の森林ボランティア講座、明日ですね!とても楽しみにしていたのですが、ひど い風邪を引いてしまいまして、明日までに直りそうに無いので、泣く泣く欠席いたします。間伐って、また、杉の木を切るんですよね。

参加できる皆様が羨ましい~!
寝てなくちゃいけないのですが、あんまり悔しいので(笑)コメントさせて頂きました。 皆様、明日も無事故で楽しんでください。
投稿者: nyago 、ブログ名: りんけん日記、日付: 201338 19:52

mさんからの投稿 青梅りんけん T 第7回の本日の感想です。
前回、風邪を引いてしまって参加できなかったので、今回の講座を、とても楽しみにしておりました。
それなのに、お天気予報は雨・・・ どうせ降るならと、最初から雨対策をして参加しました。
集合場所の風の子太陽の子駐車場の周囲には、藤が沢山咲いていて、とても綺麗でした。
杉並よりも季節が少し遅いのだなぁと実感しました。 (杉並区の藤は、とっくに散っています)
今回の間伐は、講座の始めの頃に間伐、道作りを行った山の、少し上のほうの場所でした。
作業に向かう為に通る道は、自分達が作ったことを思い出し、あの時は作りたてで、周囲の自然から少し浮いているように見えたのが、すっかり風景の一部になっていることに驚き、嬉しく思いました。
以前の間伐の講座の際には、とにかく「大きな木を切る!」ということに興奮していて(笑)受け口の角度や方向にまで気がまわらなかったのですが、今回はより丁寧に教えていただき、山の斜面という、地面が斜めの場所で、的確に方角をつけるのがいかに難しいかを実感しました。
自分では、このへんかな?と思って切り始めても、もう一度実際に切り倒したい方角を確認すると、受け口が少しずれていたり・・・。
追い口を切り進むのも、木の向こう側を確認しながらで、難しい!と思いました。
ロープを引いて木を倒すときの、木に残った「つる」の部分が折れる、メリメリっという手ごたえは、やみつきになりそうです。
大きいものを倒した!っていう感じがします。 ロープも力任せに引くのではなく、木の全体の倒れ加減を見ながら、引いたり、力を抜いたり。なんだか難しい上司を相手にしているようで、勉強になりました。
そして、何メートルもある木が地面に倒れる瞬間は、何度見てもとても不思議で面白いです。
作業中に雨が降ってきましたが、檜の葉っぱに遮られて、ほとんど気になりませんでした。
雨具完備じゃなくても、よかったかも。 倒したばかりのヒノキの皮を剥いで見せて頂き、丸太状態の美しいことにもビックリ! この時期のヒノキはみずみずしくて、皮がするすると剥げて、中はツルツルで、まるで作り物のようです。
講師の先生が、杖に出来そうな手頃なものを、綺麗に剥いでくださったので、大事に持って帰りました。
お昼に下山すると、森を出た外が明るくて、思ったよりも雨が降っていて、いかに木々が雨を(そして日差しも)遮ってくれていたのか、よく分かりました。
このまま雨が続くだろうとのことで、昼食後は鳥の巣箱作りをさせて頂きました。
作業中にも巣箱を見かけて、鳥が入っているのかな?と思っていたのですが、まさか自分がつくるとは。そして、林業のお仕事の一環に、鳥の巣箱をかける、という作業があるとは。またまた、林業って素敵だなあと思いました。 性格丸出しで、どんどん作業をすすめて、あっという間に巣箱を作ってしまい、周りの方の丁寧なお仕事を見て、ちょっと恥ずかしくなりました。
みなさんカンナをかけたり、材の合わせ目を調節したり、巣箱一つでも性格が出るのですね。
私の作った巣箱は、材は切りっぱなし、カンナ掛けもなし!(笑)でも工作は好きなので、ある程度しっかりしたものは出来たのではないかと自画自賛です。 しかし、大雑把なもので、多少雨漏りがしそうです。
底を開けられるようにするとよい、というお話を聞いたので、どうしようかと迷っていると、講師の先生が、釘を使って細工をして下さいました。
青梅りんけんさんで、巣箱をかけてくださるとの事。私の作った巣箱に、多少のことは気にしない、ちょっと大雑把な鳥さんが入ってくれると嬉しいです。
今回も、あっという間の6時間でした。次回も楽しみにしています。
講師の先生方、どうもありがとうございました。 感想終わり。
長くなってしまってすみません。
8回森林ボランティア育成講座(H25.7.13


山林の下刈り-                                                         6期生 nyago
 
 いつもながら青梅の駅に降りると、杉並よりも気温が 低いな、と思います。    それでも、集合場所に辿りつく頃には汗をかいてしまっていました。 気温も高くなりそうなので、銘々で水分をしっかり取るように、との注意がありました。

 そして、昨年(同じ時期でしたが、とても気温が低く、寒いくらいでした)のリベンジで、お昼は流しそうめんをします、と発表がありました。 流しそうめん!わーい、と思ったところに、 中島会長が「無事に食べられるといいのですが、その準備が大変」と。「流しそうめんの準備って何だろう・・・」と思いながら、 杉並区さんが準備してくださったマイクロバスで、 昨年と同じ作業場所に向かいました。

 一年前には膝より少し高いくらいだった杉の苗木は、あっという間に大きくなっていました。人の背と同じくらいあります。 その成長の早さに驚くとともに、これなら下草と間違って 杉を刈ってしまうことはなさそう、とちょっとホッとします。

 昨年は、杉は下草に埋もれるようになっていたので、杉を切らないように気をつけたことを思い出します。長柄の鎌を手入れした後、各班ごとに作業場所に散らばって、 作業開始です。 一年前に、みんなでかなり綺麗に刈り取ったはずなのに、 あっという間に元通りになっていました。

 こんなに大きく育ったヨモギを見るのは始めてです。 鎌を振るうのは、思っていたよりも全身の力を使いました。 雲が出てくれたので、かんかん照りの中ではなかったのですが、それでも、とても汗をかきました。 気持ちよかったです。 気持ちよいまま、どんどん鎌を振り回していたら、あっという間に作業が終わってしまいました。

 結構広い場所なのですが、大人数で作業すると、早いのですね。すっきりした斜面に杉が並んでいる様子は、見ていてとても気分がいいです。でも、すぐにまた草ぼうぼうになっちゃうんだろうなあ・・ と思いましたが、その頃には、杉の方がずっと大きくなって いるのでしょう。

鎌を研いで、作業終了です。何度も教わっているはずの鎌の研ぎ方も、 講師の方々は嫌がらずに何度でも納得のいくように教えて下さるので、 ありがたいです。

 そしてお楽しみ「準備が大変な流しそうめん」です。目の前には、切り出された立派な竹が転がっています。 何を準備するのだろう・・・と思っていたら、何もかもでした。そうめんを流す竹から、その竹の台座から、めんつゆを入れる 容器から!全部を竹で作るというのです。

そうめんを流す竹を、縦に半分割ります。炭焼きの時にやったように、ナタを一度打ち込んだら、そのまま下まで叩いてナタを動かしていくのかな、こんなに長い竹では大変だ、と思ったら、なんとナタは途中でお役目ご免で、割れた一方を持って、手で裂いていきます。

メリメリと見事に裂けていく竹・・・ぱかんと真っ二つになったときには、思わず拍手が出ました。 見たことも無いほど長い流しそうめん台が、着々と組み立てられて いくのですが、途中で水が漏れたり、流れなかったり。大騒ぎです。

会長が言われていたのは、このことか(笑)と納得です。しかし、下草刈りと同様、みんなで力を合わせれば、大変な作業もあっという間です。全長20メートルはあったでしょうか。 なかなか壮観でした。 そこに流れるおそうめん。美味しくない訳がありません。

器用な方々が、竹でお箸を作ってくださり、竹の器に 竹のお箸。風情も満点です。 上流は冷えていなかったり、途中で麺が脱走したり、色々ありましたが、それも含めて楽しく美味しく頂きました。ご馳走様でした。今回も物凄く楽しかったです。
着替える場所もご準備いただき、女性には助かります。ありがとうございました。 次回もよろしくお願い致します。



「猛暑の中での下刈り!!」   りんけんスタッフ
 
気象庁は6日からの週末、関東地方を中心に気温がかなり高くなるとして熱中症に注意するよう呼び掛けている。土日の最高気温は、東京でともに平年より6度高い34度、埼玉県熊谷市は8度も高い37度と予報。気象庁には梅雨明け発表を例年より2週間早くする動きもあり、専門家は「今夏は1000年に一度の“千年猛暑”になるかも」と記録的な“灼熱(しゃくねつ)地獄”を予測した。

そんな連日の猛暑の中、炎天下の下刈講座当日を迎えた。刻々と集合時間に近づくにつれ、受講生が集まり始め、男女合わせ17名の勇士が集い、スタッフ合わせ総勢30名での部隊となった。

作業場所は、栗平市有林だ。現地に到着すると背丈ほど伸びた下草に、それに負けじと成長した杉苗が頭をしっかり出していた。

昨年の時に比べ1mも成長した苗も見受けられ下草も大分薄い場所が多くなり、作業量が減少傾向にあり、作業も順調に進んだ。但し、この辺でクロスガと呼ばれている蜂に1名が襲われ、耳に一刺しされたが幸い無事に対処。

木を育てる過程を「木を植えて人は育てて夢は百年」と詠んだ先人がいる。現地の苗は、丁度小学校高学年に相当する年月を経ている。下刈は、植栽後、中学校卒業まで雪お越しを含め、見守りながら作業の必要がある。成人式まで根払い・枝打ちと作業は続く。

まさしく木を育てることにより、人を育てることに通じるのである。

午後は、一日中炎天下での作業は過酷であることから、会場を移し「竹細工と流しそうめん」に挑戦し、楽しい午後の活動で猛暑を凌ぎ帰路に就いた。








 

2013年7月8日月曜日

東芝府中・日の出の森(H25.7.6)

                                             りんけん Nakajaima

梅雨明けの中、雨の心配は無い物の都心で気温35度超える猛暑日、熱中症に注意との天気予報を気にしながら、10回目を迎えた環境支援イベントが親子とスタッフを含め総勢31名のもとに実施されました。

「社会貢献「楽らくサポ-ト」プログラムの一環で、本来なら樹木の休眠期間中が望ましい作業ですが、体験作業として主として間伐、枝打ちを実施することにしました。

当日は、ほぼ予定通りに東芝府中の皆さんが到着され、開始式後準備運動を済まし、早速、間伐班、枝打ち班に分かれ、それぞれの作業場所に向かいました。

沢沿いの枝打ち班は、ムカデ梯子2本繋ぎの全長4mに安全帯を装着しての作業。涼しさを感じながら猛暑日の心配はなく作業を進めることができました。

人間が高所の怖さを感じる高さ5~6mでの枝打ち作業が心配される中、梯子の天辺まで登り作業する兵もあらわれ、我々りんけんの仲間を驚かせました。

午後は、班員が入れ替わっての作業となりましたが、間伐場所は尾根筋にもかかわらず無風状態で汗が額から流れ落ちながらの作業でした。また、作業路の修復や昆虫観察も併せての実施となりましたが、無事に、立派に作業をこなしていただきました。お疲れ様でした。

2013年5月19日日曜日

7回森林ボランティア育成講座(H25.5.11
「今回で2年目、山仕事を楽しむ余裕がありました」

                           青梅りんけん 玉置満孝



天気予報は曇り後、雨、私が自宅を出る時はパラッと降ってきました。今日は、天気予報が気になる日です。
雨が降らなければ、気温も高くなく山に入るには丁度良いと思いながら青梅に着くと降っていませんでした。昨年の開校式時も生憎の雨で、今年度初回の講座も雨となり、何か雨に縁があるかなと思った次第です。

朝のミーティング、身体をほぐすラジオ体操、その後、手ノコとナタが手渡されて腰に着け、総員を3班に分け山入り準備完了、間伐作業に出発。
尾根の現場に着くと、周囲は随分と乱暴な間伐箇所があり、木の根元から高さ約80cmほどで切られ、斜面には、間伐された木々が縦に放置されて危険と感じる程でした。

早速、作業が開始され1年の作業実績がある受講生の皆さんは手際よく、中々のものでした。しかし、間伐が遅れている現場は立木の間隔が狭いため、伐倒する際はロープがけして引くのですが毎回引っ掛かり苦戦しましたが、2年目の余裕からか作業を楽しまれていた感があります。

12時近くになると天気予報通り、木々の間から雨がポツリ、ポツリと落ちてきてしまい、午後は無理と考え道具類は全て降ろしました。
下に降りると雨はかなり降っており永山ふれあいセンターに急遽移動しての食事となりました。

午後は巣箱造りとなり、みなさん慣れない部材取や釘打ちに苦労されたようですが、終講時に感想を聞いた際、出来栄えも良く満足されていたようです。中には、巣箱の下開きを取り入れた工夫を3名の方が披露していました。
 
解散時に希望者は巣箱を持ち帰られました。入居者の報告を楽しみにしております。

2013年3月11日月曜日

第6回森林ボランティア育成講座 (H25.3.9)



                                
-「ボランティア養成講座」半分が過ぎて-    
              第6期生  鈴木健次

 毎回「今日は何だろうか」と、年甲斐もなく期待感いっぱいで講座を待っていました。作業の開始前、貸与されているヘルメットを装着し、伐採用の鉈とのこぎりを腰に付けると、それだけで気持ちが高揚して一人前の仕事人になったような気分になりました。
 
柄の長い鎌を使っての下草刈り、木工細工で名札作り、ヒノキの間伐、山道づくり、竹林伐採、竹炭焼き、竹細工、枝打ち、林間道づくり、沢の丸太橋渡し、植林・・など『林業の一年』を楽しく味わわせていただきました。 

 子どものころに木の上に秘密基地の小屋を作ったり、形のいい枝を細工して作った刀でチャンバラごっこしたりして輝いていたあの頃を、数十年後のいま再体験しているような充実したこの1年でした。

 後半の1年も、林業を生業としている専門家、本講座を修了し後、継続して青梅の森の保全活動を行っている「もりもり会」の皆様のご指導をいただき、気持ちだけではなく技術も一人前に向上したいものだと願っています。


  -春の林業体験-     

                  第6期生 玉宮 
  
 季節が一気に進んだ暖かい日差し中、本年度最後の講座に参加しました。
 午前中は、この講座で初めて植樹を行い、遠くまで見渡せる開けた斜面に、各自の名前を書いた支え木とモミジを植樹しました。
 今年の秋には綺麗な紅葉を楽しめるだろうと、今からとても楽しみです。 午後の作業場は、昨秋に作業を行ったところで、自分たちで作った作業道を通るのは格別でした少しずつではありますが、このように自分たの活動が形になり残っていることに不思議な感覚を覚えました。



   ・・・体験参加させていただいて・・・

         青梅りんけんオブザ-バ-
                    中島大輔

 花粉の飛び交う中、マスクとゴーグルを付け完全防護で、活動されている方もいらっしゃいました。
 そこまでして、森の手入れにボランティアで、参加してくださる方を見ると頭が下がります。
 幸いにして、私は、今のところ花粉症ではありませんが、もし発症してしまった時には、どうなんだろう・・・・・?ちょっと考えます。

 間伐された木々の利用方法、搬出方法など、まだまだたくさん問題を抱えていると思いますが、まずは、実際にやってみて、現状を知ることなのだなと実感しました。

 そして、未来の子ども達につなげて行く事・・・なぜなら、日本にはたくさんの人工林があること、木はすぐには使えず、何10年、何100年と手入れをしないと建築材料としては使えないこと すなわち、日本の伝統ある神社仏閣を守るためにも、この作業は、欠かせないと思います・・・。

2013年2月14日木曜日

第5回森林ボランティア育成講座(H25.2.9土曜日)                                               

-枝打ち、丸太橋つくりに参加して-
            6期生 鈴木康夫

本当に貴重な体験ありがとうございました。
親切丁寧なご指導のもと、大変楽しく、和気あい
いと作業できました。
森林の管理、道作り、橋作りの大変さがよくわかりました。
また講師の方々の話から、現在の林業の困難も
知りました。           

高尾や奥多摩の山をよく歩きますが、その山の
本来の良さが、いつまでも保たれることを願うば
かりです。


今後の「森林ボランティア育成講座」の受講が
ますます楽しみになってきました。





プロによる登降機の枝打ちデモ
                       
 -枝打ち体験の感想は-
             6期生 M.Oga

・文句なしに面白い
・次から次へときれいに(枝打ち)したくなるが、途方もない
・仕事の成果がはっきり見える(森仕事全般)
・危険と隣り合わせ
・道具が肝心
・昼飯がうまい
・女性パワーも凄い
 

 などなど。

桟道架け替えも貴重な体験でした。

私自身も山歩きをしますが、何の気なしに歩いた山道も地道な補修(皆様の重労働)により安全が保たれていることに気付かされました。

若い人たちにもこうしたことを伝えていく必要があると感じた次第です。

引き続きよろしくお願い致します。




-「枝打ち体験」感想-  
                 6期生 木原秋好
  
      
もともと高いところは大好き人間ですが、梯子では遠慮して一番上の横木から一つ下まで上り、鋸を鞘から取り出して枝を切り始めました。

生きた檜に素人の私が手を入れていいものかと躊躇はありましたが、良材に育てるために鋸を引き続けました。
しかし枯れ枝とはいえその強情さに、2、3分も経つと腕は硬くなり、悪戦苦闘。この斜面だけでも枝打ちの対象になる樹が百本近くありそうで、全部やるのはたいへんなことです。

枝打ちは樹が眠っている冬が一番いいと教えられました。樹が目覚めると、幹と樹皮のあいだを水が上昇し、枝を切ると切り終える前に枝の重みで樹皮が下に向かって大きく剥がれてしまうそうです。
そうなると樹もさぞ痛むでしょう。しかし、5度前後の寒さに手がかじかみ、足も震えています。

こんな私でも少しでも役に立つのだと言い聞かせてがんばると、檜のよい香りが冬の凍てついた空気にほんのりと漂い始め、自分への褒美になりました。