2021年12月22日水曜日

 6回『ボランティア育成講座』R3.12.11

・・・間伐・搬出・ベンチづくり・・・

 

管理人

 21世紀のキ-ワ-ドは、希望の共有、多様との共生、変革と勇気、持続可能性、安全と安心に集約される感が在ります。

今回の講座は、環境装置としての森林を元気にするための間伐、そこで生産された木材を搬出してベンチとして有効活用します。

温暖化対策として希望を共有、多様な動植物等との共生、森林循環の持続可能性へ通じる貴重な各作業でもあります。


以下受講生の感想を掲載します。

チェンソーでやれば早いが、人力で伐ろうとすると時間がかかり、運ぶにも危険が伴うことを痛感した。

*本日も疲れましたが、間伐では自分で倒木候補を選定して、ロープや滑車のかけ方を自分で考えてやれたのはよかったと思います。

*皮むきは思っていたよりも木のことをよく知ることができたし楽しかった。ぜひ、春にもしてみたい。

*間伐はいつも感激です。初めてベンチ作りをしました。木の皮はぎも生まれて初めてで、私もできるんだと思いました。家族に見せたい。

*間伐作業を実際に経験できとてもよかった。また、ベンチ作りも大変手間のかかる作業だと知ることができました。ありがとうございました。

*間伐、ベンチ作り、楽しく過ごせた。

*皮はぎはとても疲れました。どこまでやれば良いのか分からず、大変でしたが、木の水分が出てくることに驚きました。前回に比べてノコギリの使い方が上手になった気がします。

*生木(ヒノキ)を伐った。大変だったが、良い経験ができました。木の皮を剥くことも初めてできた。大変良い経験ができました。

*ベンチの成果物ができたので、やった感が出る。寒くなっているので、着物の調整が難しくなった。

*間伐は2回目になるが、ノコギリの使用についてはまだまだ学ぶ必要あり。指摘のポイントを次回に生かしたい。天候が良くて助かりました。

*前回以上に体力作業になると最初に言われたので、どうなるかと思いましたが、伐採した木を加工する(皮むき等)する過程が普段やる機会がないので楽しくやることができました。

*天気も良く、楽しく作業できました。伐った木がベンチとして活用されること、良かったと思います。

*遅れての参加でしたが、気持ちの良い冬空の下で作業ができて良かったです。なかなか参加できていませんが、残りの数回で学べることは色々と学ばせていただきたいと思います。

2021年11月22日月曜日

 5『ボランティア育成講座』R3.11.13

・・・間伐と道づくり・・・

管理人

講座5回目にしてようやく「間伐と道づくり」が実施できました。

間伐は、一般的には立ち枯れ、病虫害木、雪・風の被害木、等用途に不向きな劣性木間伐が主流だが良質材中心の優良木間伐とに分けられる。この辺では両方法とも「抜き伐り」と呼ばれた作業である。昭和40年代頃までは「抜き伐り」が林家の家計を支えた作業で、森林の手入れも合わせて出来た時代もあったが、今も昔も日の光を林床に適正に取り入れる大切な作業であることに違いは無い。

道づくりは、車から山の現場まで安全に通ったり、木材搬出にも利用できる大事な投資であり、道幅を拡げれば収穫林業も夢ではない。

 

以下受講生の感想を掲載



*倒木は山の状況をよく見て臨機応変の対応が必要なことがよく判りました。

*講師の方の指導の元、自分達で考えながら作業をする事ができました。貴重な体験をする事ができ大変でしたが良い経験になりました。

*間伐を生まれて初めて体験しました。道作りでは階段も作り自分がまさかそれを自分ができるとは!!

*間伐、道作りの重要なことがわかりました。

*間伐は思ったよりも手で切ると大変ではあったが倒れる木は細くても危険である事を認識した。林業についてもより深く考える機会を得た。

*良い天気の中、初めて木を切る作業を行った。とても感動しました。

*間伐、道作りは目に成果が見えるので、やりがいがあった。この作業を1.2回目の講習であると参加率は高くなると思う。

 *間伐は、自分で倒す木を選べるようになりたいと思いました。道作りはハンマーが重すぎました。練習が必要だと感じました。

*木を切り倒し、倒した木(丸太)で林道脇のフチに放置する作業をやりました。道作りとは聞いていましたが、ここまでやるとは思っておらず、中々しんどかったです。でもこの様な補修作業は不可欠なものなのでその重要性を身を持って味わう有意義な時間でした。

*人力での間伐は時間がかかり大変であると感じた。間伐しても価値にならず、価値にならないから間伐も進まないという負の連鎖の為、良い方向になれば良いが、どうなることやら。

*間伐・枯れた木と生えている木の違いで力の差がわかった。・急斜面での作業は注意が必要。道作り・現場での工夫が必要。最初のプラン通りにはいかない。・道具の使い方はとても勉強になった。

 

結び

間伐作業の現状は、多くが伐り捨て間伐で実施されており投資資金の回収どころではない。身近な山林現場の皆伐地が気になるが全て入札業者の仕事であり、林道沿い、高林齢、数町歩(ha)まとまった場所で実施されているが育林費用の持続性が問われている。

2021年11月10日水曜日

 4『ボランティア育成講座』R3.10.30

・・・木材の流通現場見学・・・

管理人

この業界は、木の文化に支えられ、明治初期ごろから本格的な針葉樹の人工林化が加わり森林循環が守られて来ました。

しかし、化石資源の出現で社会は大きく変化し、便利さの限界を超えてしまい地球温暖化という人類の存亡にかかわる問題を突き付けられている環境にあります。

また、見学の中で木材のコストから流通を見ると、立木を無償で仕入れて成り立っている複雑な状況が浮かび上がってきます。

今回は、一般の方々には接する機会がない流通現場の見学で感想にあるように人気の見学講座です。受講生の意識の高さが感想に現れています。  

以下掲載します。

 

・山林から木材センター、製材所、多摩産材を使った家の見学など、普段は見られない場所を見ることができ、貴重な体験となった。太い木材や長年成長した木でも、高い価値がつかないなど、コストがかかるのに価値がつきにくいのは残念である。                      

                           

・木の上流から下流までの現場を知ることができた。どこでも食害の話が出て、ウッドショックの話が出たのは大きな課題となっている事を理解できた。色々と考えさせられた1日でした。多摩の木の家はとても良かったです。                          

                           

・森林から利用まで木材の一連の流れを見学させていただきました。戦後、拡大造林によるある種国策による罪を現代に生きる私達がなんらかの形で償っていく義務がある様に感じました。様々な問題の中で自分に出来る事をやればよいと思います。                

                           

・個人では見学できないような所を見る事ができ良かった。森林を整備する意味を今までより理解でき、イメージが付いた。                    

                           

・生物多様性保全について理解出来た。また森林を保全するために課題が多いことがわかった。特に林業を業として行くために対策が急務だと思う。                      

・西多摩地区の林業関係の一連の流れを見させて頂いた。植林、伐採、製材、加工、住宅等使用が同地区で行われていることを知り、ぜひ今後再生発展をしてほしいと思いました。                        

・各見学地で説明をしていただいて、より深くそれぞれの意義を理解することができてよかったです。ただ、話をきくだけでメモを取れなかったり、周りの音で声が聞こえなかったりすることもあったので、資料をあわせて用意いただけるともっとよかったのではないかと思います。                       


・木材にまつわる事を生のモノを通して知る事が出来、認識が深まると共に興味も増した気がします。自分の実家の近くには以前、製材業者がいくつかあったのですが、今はほとんど廃業し無くなっています。なので何かなつかしさを感じる思いで良かったです。

・木の育成、流通、製材等わかりました。                       

                           

・原木から木材までの流れが理解でき、ビジネスや森林保護の難しさが分かった。将来の子供たちの為にもボランティア等でのサポートが必要であろう。       


 

2021年10月23日土曜日

3『ボランティア育成講座』R3.10.9

・・・下刈り・・・

管理人 

 コロナ禍で12期生の受講生方は2回目が中止の後、講座日程に翻弄されながら3回目の講座にようやくこぎ着けられました。 今日は、植林された苗が蔓や雑草に負けないように、元気に成長ができるための環境づくりの作業です。人に例えれば、保育園、幼稚園で生活のリズムを刻みながら体力づくりや五感を磨く環境にあります。
 これから針葉樹林の森林づくりの場合は、50年、100年先の社会の期待に沿えることを願いながら小学校(下刈り・雪起し)、中学校(除伐・根払い)、高校等成長(枝打ち・間伐)に合わせた作業が待っております。
 

以下、受講生の下刈り体験の感想を掲載します。お疲れ様でした。

・下がりについては、斜面での作業についてどうしているのかが理解できた。急斜面になると大変だし、やはりこまめに刈っておく必要があるのだと思った。                             

                                   

・初参加しました。下草刈り大変楽しかったです。食後に公園を案内していただき、ならの木の害虫の事や森の大切さを学びました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。                                         

                                         

・勉強になりました。                                  

                                         

・初めて長いカマを使って下刈りをしました。良い運動になるとともに、わずかですが山の手入れをすることが出来てとても気持ちが良かったです。                                  

                                         

・長いカマを使ったのは初めてでした。よい汗をかけて良かったです。来年は主人や子供も参加できればと思っています。この場所は散歩コースでよく使わせていただいています。                                         

                                         

・下刈りは体力が必要な作業でした。午前中に終了できたのは良かった。ハイキングコース内の森の説明は全てを理解できてはないが、大変良かった。今度も話を聞きたい。コナラの話はとても興味深かった。                                      

                                         

・無理のないスケジュールで楽しくできた。下刈りはやはりキツイですね。次回楽しみにしています。                                  

                                         

・7月依頼の受講で天候も涼しめで良かったですが、下刈作業はしんどかったです。他の参加者とも色々お話しが出来、交流も深められ、充実した時間を過ごせました。次回も楽しみです。                               

                                         

・疲れました。もう少し座学をふやしてもらえるとありがたい。



2021年7月29日木曜日

<森林保育事業> 和光小学校R3.7.7



<ボランティア育成講座>

第11期生開講式(R3.7.10)

コロナ禍に翻弄されながらも、ようやく開校式が開催され、座学・下刈り・青梅の森散策が実施されました。

以下新期受講生の感想を掲載します。

*青梅の森での講座と下刈りでした。実際の作業と座学の知識とでは相違点がある為、改めて自ら作業する事は大切であると思いました。ありがとうございました。                

 "森林を整備する/木を育てるのはとても手間がかかることが分かりました。(様々な段階がある)→放置林が多い理由の1つかなと思います。"                          

良い講習でした。

想定以上にきつい仕事でした。次回休会残念です。                               

森林の基礎知識を得ることが出来た。また、人的交流をもつことが出来、充実した講習でした。                               

  あまり深い意味もなく興味本位でこの講習に参加しましたが、座学・実践ともに色々学べて良かったです。どなたかが言ってましたが、人と人との関わりが大事なのも実感しました。                                      

青梅に住んでいながら、青梅の山林について知らなかった為、勉強になった。これだけ、木の資源が有っても、コストの関係でつかわれていないのは勿体ないと。

                           
コロナで家の中にいることが多かったので、木を切ったりしていい汗をかけました。他の人にも伝えようと思います。ありがとうございました。                                         


ノコギリやカマを使って実際に下刈りをやれたことがよかった。またその背景、理由も合わせて教えていただけたのでよかった。                                      

 天候蒸し暑くなりましたが気持ちのいい汗をかきました。初めてに近いのこぎり扱いでしたがていねいに解りやすく説明していただき出来ました。森の見学等知らない事も沢山教えていただき新鮮でした。                                    

"AM 森林についての講習PM 実際にノコギリを用いて下刈りを実習。良い天気にも恵まれ大変良い体験をすることが出来ました。次回からもよろしくお願いします。"                             

 間伐は木の選定を一定の基準にするときれいにそろうのが良かった。くつは重要だった。(斜面での作業)                             

 カマ、ノコギリを使う作業を経験でき良かった。久しぶりに木の中に入る事ができ、リフレッシュできた。今から次がとても楽しみです。                                      

 座学も草かりも大変参考になった。ボランティアに来たのにも関わらず、サポートする方々が多い、ありがたく参加させていただきました。                                  


2021年3月31日水曜日

 



9『ボランティア育成講座』R3.3.27

・・・閉講式(植林と地(ごしら)え)・・・

 

 

17日、4都県に発令されたコロナの緊急事態宣言が321日まで延長され、 26日に予定されていた第8回講座「間伐と地(ごしら)え」が中止となり、久しぶりの講座が閉講式になってしまいました。

10期生にとってコロナに翻弄されながらでしたが、講座内容も予定されていた植林(モミジ・クヌギ・コナラ)と地拵えに加え、「シカ柵の設置」、「巣箱かけ」、活動場所の「看板の立替」等盛りだくさんの活動をこなした閉講式になりました。

管理人

 

ここに受講生の感想を掲載します。

 

・私の青梅が好きになりました!下草刈りから植林までやらせてもらい、こんど来た時に楽しみです。
青梅の森がどんどんきれいになります様に


 

 

 

・始めての植林と鳥箱の設置はやってみると以外に時間もかかり、参考となった。
次回やる時があれば、もっとうまく植林したい。
少ない期間でしたが、たくさんの方々からご教授をいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
・森林ボランティア講座も今回が最後だと思うとさみしいです。午前中植林と巣箱を取付けました。

1つ1つ教えて頂きとても楽しくおもしろかったです。
またこの経験をどこかで生かすつもりで。いろいろありがとうございました。
・複数に渡る緊急事態宣言や、コロナ禍の中でも参加できてよかった。
一年を通した活動に、最後まで関わる事ができ、大変よかった。
・植林は新しく森を作っていく上でのサイクルの最初なので、関われてよかった。
なたの使い方がまだまだ慣れない。
一年を通して、自分の出来ることを見つけられ

・久しぶりの野外活動、とても気持ち良かった。植林した木が今後どうなっていくか楽しみだ。
定期的に手入れが必要と思うが、どうするのだろう?て楽しかったです。

・植林がどのように行われているのかとてもよくわかりました。植えたものがどのように成長していくのか経過観察できたら嬉しいです。一年間ありがとうございました。引き続き山との関わりを続けていきたいと思います。

・最終日ありがとうございました。お天気と花にめぐまれ、春まっさかりの中、植樹と巣箱の設置楽しかったです。
一年間お世話になりました。皆様ありがとうございました。

・最終講座が無事開催され、参加できてよかったです。巣箱も気になっていたところ設置できてよかったです。
植樹や巣箱のおかげで、またこの山に来る機会を作りたいと思います。毎回とても楽しく作業できました。
ありがとうございました。

・今日で終了ですが、残念です。もう少しやりたかった。コロナで充分ではなかったですが…。

自分の作った巣箱が活用されることを祈ります。
PS.
植えた木の成長を祈ります。ありがとうございました。

1年間ご指導ありがとうございました。この講座を機会に森林ボランティア活動に参加したいと思います。


 

 

・植林をした時の鹿に食べられないように、金網で保護することが新たに解った。色々と工夫が必要ですね。

 

・晴天に恵まれ良い環境で作業出来た。植林した木が大きくなるように祈っている。
今回で最終だが今後も何かしらの貢献をしていきたい。

 

 

2021年1月22日金曜日

7『ボランティア育成講座』R3.1.9

・・・枝打ち体験・・・
 

管理人

 

コロナ禍、寒中の「枝打ち」が黒仁田の市有林で実施されました。

この作業は、良質材を作ることと、今日では林床に光をより多く取り入れることが目的です。

従来は、無節の柱や目(年輪)の詰まった良質材を作り、付加価値を上げることが目的で、柱の長さを基準に力枝を目安に落とす作業です。因みに、立木の休眠期にビ-ル瓶の太さ(*)になる前までに枝を払うことがコツです。

*10.5cm角の柱が無節になる

 

ここに受講生の感想を掲載します。

 

"いままで一番難位度が高かったが、ていねいに指導していただき、回をかさねるにつれようりょうが体得でき、たのしかったです。"                             

                             

"寒い中おつかれ様でした。枝打ち作業が大変さを体験することができました。"                                  

 

・初の枝打ちが楽しかった。                                

                             

"これまではやさしい内容が多いと思っていましたが今日は急に難易度が上がったという印象です。

 

・実際にやってみると大変な作業であることがとてもよくわかりました。作業道がなかったので道づくりもしたと思いました。"                              

                             

・急斜面で最初は不安であったが次第に慣れた事もあり楽しくなってきた。材木の価値にかかわる所であったが現在は景環の意味合いが強い事も学べた。                                

                             

"ハシゴの使用でキンチョウしました。貴重な経験でした。ありがとうございました。"                                

                             

"枝打ち作業は、思っていたより大変!人件費とは、つり合ないことがよく判った。

しかし、木材の利用・価値的には必要であるので課題多い。危険もあるので、だれでもできるものでもなく地道な普及活動が不可欠。"                       

                             

"枝伐(えだうち)とはどういう風にするのか考えもつかなかった。ハシゴを見た時あんな木を使った物で大丈夫かと思いましたが、安全ベルトをして3段4段登って枝をノコギリで切ると木と一体になって思ってもな

 

・そう快な気分で枝伐が出きました。一本一本する事は大変な作業だと思いました。"                             

 

・コロナの非常事態宣言発令後にもかかわらず開催して頂いてありがとうございました。ためらいながらも貴重な実作業を体験できる機会でしたので参加しました。参加して、枝打ち作業を楽しくできました。次回も無事開催できることを願っています。より一層感染しない、させないよう気をつけて過ごすようにしたいと思います。                            

                             

"枝うちは聞いたことはありましたが実は大変頭を使う難しい作業でした。大変な作業でもありました。林業の方々に感謝。"