2015年3月21日土曜日

第6回森林ボランティア育成講座(H27.3.14)
「植林作業」 
                                                 会員 中島大輔


 前回のボランティア育成講座から2ヵ月、だいぶ気温も暖かくなって参りました。
今回の育成講座は、ヤマザクラとモミジを青梅永山丘陵のハイキングコース沿い、北側斜面に植樹しました。



 何年先になるか分かりませんが、風の子太陽の子広場から南を見れば、春はサクラ、秋はモミジといった季節の色どりを楽しむ、森林空間ができるのではないかと思います。






 
    そんな場所に、ちょっとしたログハウスを建て、コーヒー飲んだり、空間を楽しみながら、森の手入れができる空間なんてできたら・・・な~んて受講生の皆さんたちと夢を語りながらの植樹体験でした。
ぜひ、実現させたいものです。






2015年3月7日土曜日

平成26年度全国林業グループコンクールを拝見して。(H27.3.5)

                                                 会員 楢島 安

会場は学会の研究発表のような雰囲気?のなか、立ち見こそないまでもほぼ満席で100名以上の参加者がいました。
3時頃からの参加でしたので「熊本県・五木村林業研究クラブ」と講演を聞きました。
「熊本県・五木村林業研究クラブ」
 森とのつながりを増やす取り組みとして、子供達へのツリークライミング体験指導、くまもんも参加する夏休み林間学校、木を利用した灯篭によるあかりプロジェクトへの参加、木の駅プロジェクトによる木守券500円の発行、木材搬出講習、鹿ネットの設置など多岐にわたり活動をしている。
感想)青梅の御岳でも最近ツリークライミングが注目されていますが、ロープと簡単な器具で可能とのこと。スライドでは子供達が楽しそうに参加しており、安全面をしっかりすれば手軽に出来そうでした。

講演「木の駅・山村自治を再生する」~木の駅アドバイザー丹羽健司氏
 「軽トラとチェーンソーで晩酌を」を合言葉に2009年岐阜県恵那市から始まった事例の紹介

現在の山主は素人化しておりどんどん山から離れている。都市の人だけではなく山村の人も山との関わり合いが少なくなっており、それらを繋ぐ誰にでも参加できる方法である。
・本気の山主3人とよそ者一人、軽トラ一台、あれば始められる
・軽トラで間伐材を搬出
・市価より高い価格(恵那市は2倍)で買い取り。経費を節約するために木の採寸は全て山主側が行い買取する側は再寸行わない。
・地域通貨・もり券 を発行し支払に充てる。
・地元の商店で買い物に使用できるようにする。
・地域のエネルギーを自給できる。木質バイオマス発電の熱源を薪ボイラーで行う(ところもある)。
効果: 手入れのされていない山が整理され、山間部に仕事が生まれ、地元の商店も売上が上がる。
大きな金額ではないが収入が増えたことで人々の表情が明るくなり「この村もまんざらでは無いな~」と相乗効果が生まれる。
助成金を使用するところもあるが、形を変えた林地残材の助成とせず、「俺たちの村のことは俺たちが決められる」仕組みであることが重要であり長続きするためのポイントである。
「りんけん」の役割:孤立しがちな山主と地元の人をつなぐ役割として、山と地元に精通したりんけんの役割が非常に大きい!と力説されていました。

<講評とコンクール入賞発表>
 入賞: 熊本県・西井川林業クラブ
 50周年と言う歴史があり研修施設などの設備を持っている。新しく始まった森林経営計画にも積極的に進めている。などの理由からの受賞でした。
◎農林水産大臣賞
 徳島県 西井川林業クラブ
◎林野庁長官賞
 宮城県 津山町林業研究会
 山梨県 あすなろ林業研究グループ
 富山県 砺波地区林業研究グループ協議会
 大阪府 NPO法人 森のプラットフォーム高槻
 熊本県 五木村林業研究クラブ