2015年6月18日木曜日

      東京都林業研究グループ  
           平成27年度 第48回通常総会(H27.6.13奥多摩町文化会館)
                    
                                   会員 楢島
 

 青梅りんけんから9名参加しました。
奥多摩りんけんの司会の元、椋田会長の挨拶で始まり、議長として奥多摩りんけん清水氏が選出され、第1~3議案が原案通り承認されました。
 続いて来賓あいさつに移り、特に、奥多摩町の副町長のあいさつの中で、昭和30年の合併から60周年となり式典がここで開催されました。やはり過疎化の問題は大きく当時15000人いた人口が今は5500人ほど、地方創生事業の800自治体の一つとして取り上げられ動き出しています。巷では地方回帰の流れで孫ターンという言葉も聞かれ、奥多摩に来る180万人の観光客を取り込んだ動きにを進めて行きたいと話されていました。
 総会終了後、燃料チップ生産工場へ移動し視察しました。
チップの利用先として昭島上水道の汚泥処理ともえぎの湯、それぞれの熱源用として生産とのこと。平成21年度から始動しH26には1625t生産し水道局に1374t、もえぎの湯に250tを供給したそうです。
週末の午後、温泉を楽しみに来られている方の横を通り過ぎて施設奥にあるボイラーを見学。源泉は19度で夏場はチップだけで湯をまかない、冬場の消費が大きい時間のみ石油ボイラーを使用、全体で88%は木質ボイラーでまかなう。燃料代の灯油との比較は、灯油相場70円/㍑以上ならチップの方が安くできる。木質ボイラー機械はおおよそ3000万円強。
薪ボイラーと違い…チッパーなど初期投資は高いが、チップ加工に人手が少なくて済む。完全燃焼に近く煙が少なく灰は一カ月にドラム缶一本しか出ないそうです。
視察終了後、そば処鳩美にて懇親会が開催され親睦が図られました。森林が元気になり、環境に貢献できる手法の一つとして検討を加え、今後、わが青梅市・業界関係者の行動に結び付けたいと感じました。