2016年12月9日金曜日


4回森林ボランティア育成講座(H28.12.3
『竹林間伐と炭焼き体験』
 
 

                                                                        管理人

午前835、集合場所に少し遅れて到着するとスタッフはほぼ全員揃っていた。例年、厳寒の中での集合時間だが、今年は霜も半解けしており、吐く息も白さを感じさせない。

今回は昨年、若手会員が点火から炭焼きを止める(空気口を塞ぐ)までを体験したいとの意向で、午後8時ごろまで頑張った経緯があり窯開けが楽しみだ。

午前9時、5つの班班分けが終了し、準備体操をこなし、いざ竹林へ出発。炭材確保の竹林間伐である。

40分ほどで十分な量を確保し、花木園の炭焼き体験会場へ向かい、一般市民の方々と合流。

青木理事長から炭焼きの手順、竹炭の効能等の説明後、炭材作りが開始された。

 
いよいよ若手会員が不安げに、昨年焼いたままの簡易窯が開けられると見事に焼きあがっており(写真)、自信に満ちた顔に変わった。

 
午前11時前には窯詰め作業が始まり75cmほどの炭材も、徐々に整い20分ほどで窯詰めが終わり、いよいよ一般市民参加の男女のお子さんによる点火式である。

 
窯に火が入ると会場から拍手がわき一連の作業が終了した。参加者たちは火の番を残し昼食会場へ移動。

 
 
 
 
 
会場では、「みどりと水」のボランティアの皆さんがトン汁を用意してくださり、一汗かいた後にとって何よりのご馳走となった。

 昼食後は、ネイチャ-クラフトと銘打って森の恵みを素材に、正月飾りなど作り散会となり、竹炭や正月飾りをお土産に、落ち葉の絨毯で装った花木園を後にした。

2016年11月20日日曜日


第49回「青梅産業観光まつり」 (H28.11.5-6青梅永山公園グラウンド)
 今年も、上成木ふれあいの森・森守会・杣保会・北部建設組合の皆様のご協力をいただき、木を植えて育て、木材を利用していただく一連の流通関係者で組織体制を組み参加することができました。







 両日とも天候に恵まれ、人出も溢れんばかりの賑わいを見せました。詳細は
https://www.facebook.com/oumerinken  をご覧ください。
「自伐型林業フォ-ラムin青梅」レポ-ト
(H28.10.30青梅市役所会議室)
                                                  管理人

   新たに青梅市との市民提案協働事業の一環として実施された。 
 
    第1回目は、6月27日に、森林所有者・地域住民・事業者・若者を結ぶ自伐型林業の勉強会が開催され、10月30日は、勉強会同様に、全国を駆け巡り、自伐型林業の普及活動が注目されている中島健造氏をお招きし、基調講演と討論会が開催された。
   
    討論者(パネラ-)は、青梅市長・青梅市森林整備推進協議会委員の須崎様、青梅市中心市街地活性化協議会タウンマネ-ジャ-の國廣様、カヌ-スク-ル グラビティ-後藤様、そして当会から若者代表の中島会員である。
   
 
 
   基調講演は、採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営の取り組みである。事例を挙げながら、地方創世の鍵として期待され、全国に広がりを見せている状況を個性的な話術で切々と説いた。                
 
 
 
 
   討論会では、進行役(コ-ディネ-タ- )を務めていただいた健造氏に対し 、討論者それぞれの立場から「採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営」の可能性について踏み込んだ討論がなされ、まさにNHKで放映された「本気で社会を変えたい “草の根”改革者の挑戦」(http://jibatsukyo.com/info/news/161029nhk)の雰囲気で閉会し、会場は130名を超える草の根の改革者達で溢れた。

2016年10月17日月曜日

第3回森林ボランティア育成講座(H28.10.8)
『多摩産材の流通現場視察』

                                                        管理人


    国産木材の流通は、昭和50年代位までは、森林所有者(育林)-素材生産業者(伐採搬出)-原木市場(原木販売)-製材所-製品市場-工務店-消費者が伝統的な流通形態が存在していた。

 しかし、昭和60年代に入ると、山林の価値は、経済林から環境林へと期待が高まり、市場逆算で山林価格を求めると育林経費の捻出どころかマイナスになるという異常な状況に追い込まれ、持続可能な社会どころか森林所有者不在の状況となっている。


   当然のように、後継者が育つ環境は困難を極め、その流れは放置林から放棄林へと様相を変えて来ており、山側関係者の義務として、森林の恩恵を享受している人達に警鐘を鳴らし伝えなければならない。 そして、持続可能な経済行為のもとで、課題先送りでない再構築の仕組みづくりに英知の結集が求められている。
 このような森林を取り巻く環境を理解していただくために、昨年から新たに組み込まれた視察講座である。今日は、偶然にも10月8日は木の日でもあった。
追伸;https://www.facebook.com/oumerinken

2016年8月17日水曜日

第2回森林ボランティア育成講座(H28.8.13)
『間伐、道づくり講座』
 
受講生の感想より(抜粋)


・朝礼で始まり、体操、山に入る前に班割りがあった。
初めての経験なので、緊張していたが、他の人達は皆顔見知りの様で心配した。ナタとノコギリ、クワを持参「作業道」の整理をした。草でも切ってはいけない物や色々あったが、普段自分の歩く山道もこうやって整理してくれていると思うと感謝。木の伐採も楽しくやらしていただいた。


・間伐という作業を知識としては知っていたが、実際に作業することは初めてだったので、大変さや、難しさを経験でき、大変有意義だった。
1つ1つの作業にコツや注意するポイントがあり、とても勉強になった。林内で汗をかきながらの作業はとても楽しかった。

・間伐は、2本ほど、みんなで協力して作業を行いましたが、ロープの結び方ひとつをとっても、頭で考えながら実践するのが、とても難しかったです。
 また、作業をしながら、森の現状の話しや、いのししの水浴びの場所などの話しもきけて、とても楽しく実施することができました。
・伐採の方法、作業を具体的に見れ、参考になりました。
 今回の作業行程について、まとめて今後の参考にしたいと思います。

・見学するのと実際仕事をするのは大違いで、今後もっと仕事をおぼえたい。
 間伐、選本のむずかしさ。

・安全性確保のために、必要なことを一つ一つていねいに細かく確認、実施していくことの重要さを学びました。
 また、いろいろなことを想定して、計算しながら行う必要があることも。
体力と想像以上に頭も使う仕事だと感じました。道具の使い方などは難しいですが、楽しかったです。

・初日 実際に木を倒す作業をして、森を見る目が変わった。
 山が明るくなる事を実感できた。 いい汗かきました!!


・ナタやノコの使い方、ロープのしばり方等教えていただきました。
 ありがとうございました。

・間伐6本実施、玉切り、間伐材を使っての道なおし実施、ひのきの皮むきを教えてもらいました。

・木の切り方がよくわかりました(受け口、追い口、つる)
 指導者の説明がていねいで、よくわかりました。

・日常生活ではやらない仕事なので楽しく感じたが、これを毎日の仕事で安全に気を配りながらやるのは大変と思った。非常に狭いエリアで、数本の間伐だったが少しでも力になれれば。最後に作業をイチからていねいに説明いただいて、ありがとうございました。

・先づ、厳しい仕事であることを実感しました。又、間伐材の使い途が無いこと等残念で、何とか、使い道を考えてみたいと思います。
次回も楽しみに参加したいと思います。最後に、ご指導下さった皆様に感謝します。

2016年7月14日木曜日

第12回NPO青梅りんけん
通常総会報告(H28.7.2)
                                                                                                                                                管理人
 
 
 第12回通常総会が、青梅市総合体育館会議室で開催された。議長には定款にもとづき青木理事長が着任され、平成27年度事業報告並びに決算報告、続いて平成28年度事業計画並びに予算案が上程された。両議案とも経験豊富な事務局長の説明がなされ、原案通り両議案は承認され閉会した。
 尚、2年続けての赤字決算となった要因については、新会員の増強と育成のために取り組んだ先行投資であるとの分析を共有した。
 続いて懇親会場に移り親睦を深めた。
 
 
 
 
「関東・山梨ブロック林業グループコンクール」レポ-ト
(H28.7.7~8栃木県日光市・鬼怒川プラザホテル)
 
 7月7日から8日にかけ平成28年度 関東・山梨ブロック林業グループコンクールが、全国林業研究グル-プ連絡協議会・栃木県林業振興協会の主催のもと開催されました。
 関東・山梨の1都7県の林業研究グループの参加する中、東京都を代表し「青梅りんけん」が参加しました。
 青梅りんけんでは、一年前から7人のスタッフがプロジェクトチ-ムを編成し、生業の傍ら地道なアンケ-ト調査や資料収集が進められ、今日の日を迎えました。
 会員同志も視察研修のもとに応援団も編成され総勢14名の参加となりました。
発表順位は抽選の結果、6番目となり休憩を挟んだ後の2番目の位置を与えられました。 発表の持ち時間15分、質疑5分の勝負がはじまり各8グル-プの熱い発表がすすみました。(各グル-プ内容は下記掲載)
 我がりんけんは創立以来目的としてきた「人と森をつなぐ」活動をテ-マに、7期14年間続けてきたボランティア育成講座を切り口に取りまとめ、発表がなされました。1年間、積み重ねてきた実績と体験が堂々とした報告姿勢にあらわれ、会場もその内容に感心した雰囲気が流れました。
 そして審査講評、表彰へと移り、その結果、優勝は、栃木県林業振興協会女性部会協議会「こもれびの会」に決定し、惜しくも優勝は逃しましたが準優勝という好成績を刻むことができました。・・・グルコンスタッフの皆さんご苦労様でした。
 いよいよ、その日を締めくくる「交流会」が18:30より開催され長老の応援団たちも「青梅りんけん」の新たな胎動を感じた一日となったようです。 
 
二日目は、輪王寺の三仏堂修復現場の見学そして、雪害による被災現場、昨年9月に発生した関東・東北集中豪雨をそれぞれ目の当たりに見学・視察をすることができ、充実した内容となりました。

<各都県の発表要旨(発表順)>
*群馬県
東毛地区林研グル-プ連絡協議会「私達林研グル-プが今、取り組まなければならない事」
*栃木県 
林業振興協会女性部会協議会こもれびの会「私たちの森育・山育活動!」
*神奈川県 
葉山炭焼同好会「地元材を利用した炭焼き伝統復活を目指して」
*埼玉県
小川町林業研究会連合会「地域に根ざした森林整備と活性化を目指して」 
*千葉県 
千葉県林業研究会印旛支部「都市近郊での林研グル-プ活動」
*東京都 
特定非営利法人 青梅林研グル-プ「人と森をつなぐ活動」
*山梨県 
特定非営利法人自然とオオムラサキに親しむ会「里山再生活動」
*茨城県
水府きのこ研究会「きのこ栽培で地域活性化活」



2016年6月8日水曜日

 第8期森林ボランティア育成講座開講式(H28.6.4)
 
神棒会員

一ヶ月ほど前は受講生の数が定員数迄届きそうも無いかもしれないとの不安材料もありましたが、とうじつは定員30名のところに1名多い31名の参加と嬉しい結果で始まりました。

 自己紹介では、現役高校生の参加とで驚かされましたが、嬉しさと期待で一杯になりました。

 午前中は講義を2つ受けていただきました。
初めは、青梅の森林と歴史で江戸時代から続く林業の歴史と時代背景を、写真やグラフ等を元に現状を知って頂けたようです。

 休憩後は、山の中での安全について、入山の心得や、服装、危険な生き物えの対処、ポイズンリムーバー(虫刺され用毒吸出し器)の説明、道具の手入れや持ち運びの注意点等、を学んで頂けたと感じました。
少し早めの昼食の後は、永山丘陵より青梅の森へ続く尾根道を通り先輩達の植樹あとや、スカイツリーは見えませんでしたが…関東平野の眺め等も体験して頂き、8期生の手入れをする場所を見て周りました。
青梅の森への入口付近に昨年度に手入れをした所で、モデル林や、搬出材等を見ていただき、その後次回の集合場所二ヶ所確認して頂きました。









本日から8期が始まりました。
新たな二年間受講生と共に、笑顔で楽しく、怪我の無い開催ができますよに皆様よろしくお願いします。

2016年3月17日木曜日

第7期生閉講式に参加して(H28.3.12)
                                                      管理人

天候が不安定な中、回を重ね7期生の閉講式を迎えた。
今日のプログラムは、
1部は、受講生の皆様からいただいたアンケ-トをもとに作成した「ボランティア育成講座の課題と問題点」をまとめた報告に始まった。

2部は、1部の課題と問題点そして1期12回の講座への感想を含めた「意見交換会」だ。
昼食を挟み、
3部として、受講生それぞれがいろんな思いをこめて「作業した現場と、先月、理事長を中心に設けられたモデル林を改めて視察」し、モデル林前で記念撮影をし会場に戻り閉講式日程を終えた。



解散後、受講生達は、満足そうな顔、物足りなさそうな顔、卒業後の数グル-プの勧誘に戸惑いの顔などそれぞれの目標に向かって青梅の森から旅立って行った。

2016年2月13日土曜日


「インタ-ン・シップ」事業(H28.2.34

 
経緯

・インタ-ンシップ(社会体験学習)事業は、今から12年前の平成164月に東京都教育庁は社会体験活動を必須科目とする方針を打ち出した。


 これは、生徒が学校内での学習活動にとどまることなく、地域に出て様々な活動を通じ、「人とのつながり」、「就職感・自分への自信」、「他人を思いやる心」、「ル-ルやマナ-」学ぶことを狙いとしている。
 当会では、この方針に共鳴し翌年より(平成17年)地元都立多摩高校からの要請もあり開始された事業である。(右の写真)
 

 
 生徒を受け入れ平成20年まで継続されたが、先方の都合で休止となり、変わって平成21年から現在に至るまで都立多摩工業高校を受け入れ継続されている事業である。(左の写真)


現在、体験され卒業した生徒への波及効果の調査が進められているが、結果を期待したいところである。
 
管理人

2016年1月14日木曜日

第10回森林ボランティア育成講座(H27.12.5)
『竹林間伐と炭焼き講座』詳細はフェイスブックをご覧ください。
https://ja-jp.facebook.com/oumerinken




第11回森林ボランティア育成講座(H28.1.9)
        『枝打ち』報告
 
毎回、氷点下の中での作業にもかかわらず、青梅市内はもとより杉並区の受講生の皆さんの熱心さには頭の下がる思いでいつも感心している。
 
今回も、会員の勤務先のご協力をいただき、登降機をお借りし、枝打ちデモンストレーションに注目が集まった。その後、男女各1名が登降機での木登りを体験したが見るのとやるのとでは大違いの状況に、観衆から拍手で終了。
 
そして、昼食の時間を迎え、理事長のご厚意でトン汁一式を準備をしていただき冷え切った体にありがたくごちそうになりました。

写真提供;名古屋
以上 管理人