2012年10月19日金曜日

3回森林ボランティア育成講座(H24.10.13
「初回からハイレベルの6期生」

                            青梅りんけん 玉置満孝

秋分の日を過ぎて早20日、朝晩は涼しく、時としてまだ残暑厳しい今日この頃です。

今朝は、涼しい心地良い活動日となりました。日差しも弱く、山に入るには大変よい天気といえます。

杉並の方達と青梅の方達を合わせ受講生25名にスタッフ16名が加わり、総勢41名が参加いただきました。今回で3回目の講座ではありますが、開校式、下刈り活動と生憎の雨で、山に入るのは今日が初めてです。 

朝のミーティング、身体をほぐすラジオ体操、その後手ノコとナタが手渡されて腰に着け、山入り準備完了、総員を4班に分け午前と午後で1、2班は午前中「下草刈」、3、4班は「作業路づくりと間伐」をすることとなりました。山崎さんと私が担当したのは4班6名でその内の女性は3名です。どの作業も力仕事で危険な為、事故の無い様に慎重にやらなくてはと思いました。

間伐の際は安全のために安全と思った位置の倍は逃げて欲しい等の注意をお願いして実作業に掛かりました。始めてみるとなかなかなもので、間伐も道づくりも1回程度の説明や注意をしただけで見よう見真似で呑み込みも早く適切に動いてくれました。

間伐も女性軍が力仕事に積極的にトライしてくれて4,5本伐採して、谷側に土止めとして利用し50mほどの立派な線形が出来ました。後は土を入れならすだけです。

間伐で皆さんが感心していたのは、倒す際に枝が近くの木の枝に引っ掛かり、倒れないので全員でロープを大きく緩めたり引っ張ったりして木をバウンドさせて倒したり、その倒れた木が余りにも大きく長いことでした。また、間伐の際に使用した滑車は、半分の力で重い木を引けたり、安全確保に役立つことを体験しました。

午後は下草刈です。前半の方達が山すその緩やかな場所でしたので、その後ですから尾根に向かっての急斜面です。一箇所、かなりの大き目の木が密集地帯した難作業場所ありましたが、男性軍が積極的にやってくれて見事に尾根まで完了しました。感謝です。

女性軍は急斜面ではありますが比較的小径木で群生のところをやってくれましたが、10本ほど長さ20m程度の自然倒木が重なり合ったところもあり見た目よりも大変でした。女性軍はそれにも果敢に向かってくれて、倒木を玉伐りにして奇麗に片付けてくれました。

2時に作業終了した後、女性のお二人が水のボトルを山裾に置いたので帰路は谷筋を通りましたが、その際上を見て如何に皆さんがよくやってくれたかを確認してもらったところ、ご本人達も「こんなに山が明るくなった」と感心していました。

解散時の話しの中で「はじめての間伐、道つくり、下草刈作業がここまで出来たことは素晴らしいことです。」と、お褒めの言葉がありました。今後、さらに指導者自身の安全・技術のスキルアップが求められているとも言えます。

参加者の皆さんには大変でしたでしょうが事故も無く楽しい一時を過ごしていただいたのではないかと思っております。