2018年9月26日水曜日


杉並地域大学、青梅森林ボランティアに参加してみて感じていること


 ブログをご覧の皆様こんにちは! 杉並より参加させて頂いております幸本です。
 
  今回は6月に続いて2回目を参加させて頂きました!
8月開催は今年の酷暑で危険との事で見送りになりましたが9月開催で気温も程よく都内とは思えないほど山の中は気持ち良かったです。みんなももっと山に入れば良いのに。と心の中で思っちゃいましたね(笑


 さて今回の講座の内容は実際に自分で山の木を切ってみる。という事で実践でした。最初に講師の方に切りたい方に倒す切り方や、危険範囲などをレクチャーしてもらったのですが、危険範囲は自分の感覚よりも遥かに範囲が広い!

 木の高さを測るために枝を使って目視で測る方法なども教えて頂き、本当に身になる事が多かったです!これは覚えておいて損は全くないですね。木を倒す方向もレクチャーで見た事と自分でやってみるのは大違い! わかっているようで、やっぱり体感しないとわからないものですね(汗 でもその分、みんなで協力して思い通りに倒れた時はチームのみんなで歓声が上がるほど気持ち良かったです。

 道なき道を作ったり、窪んでる場所に橋をかけたり。歩けなかったような場所でも知識とロープワークなどの技術があれば、より最小限の労力で進んで行く事が出来るようになる。後に続く人たちが安全に通行出来るようになる。 このような事もどうやって作ってたのか?という疑問の解消とともに、出来上がった道を自分で歩いていく。これもとても楽しかったですね!
 
 さてなぜ間伐を行い山の管理をしなければならないのか?ですが山は水源地でもあります。 その水源地がほっておくと木同士が日光を求めて競争し、負けてしまった木は弱体化してしまうそうです。 弱体化してしまうと病気になったり少しの嵐で倒木してしまったりと危険がいっぱい。また感覚を保てるように伐採してあげる事で立派な木が成長します。これはとても大事な事で立派な木に成長してくれないと根っこが深くまで伸びません。伸びないという事は地盤を保つ事が出来なくなるという事です。
 折しも9月開催は大型の台風や、非常に大きな地震があり、崩れた山肌は手入れをされていないところが見受けられました。そのような被害を生まない為にも森林の手入れは必要なんですね。 また都民には密接に関係しておりますが青梅の山は都の水源地の出口に立地しています。

 ここが嵐や地震で山肌が崩れ、倒木で川を塞いでしまったら飲み水はどうなるでしょうか? 川が止まる。という想像すると大変な状況になりますよね。 それも手入れしてくれる方々がいらっしゃるので僕たちは安心して水を飲めている。そうゆう事も大変勉強になりました!  
 話は少しだけ戻りますが、森林の手入れをするという事は道具を使えるようになる。という事でもあります。いざ災害が起きた時には誰かがやってくれる事を待つだけではなく、自主防衛や乗り切る力、周囲の人たちと協力する事が大事になってきます。その時に自分が道具を使う事が出来れば、より速やかに復旧できるかも知れません。そのような事も含めて実践で教えてもらいながら習得していけるこの活動は参加していてとても役立ち、また出来るようになってくる事が楽しいんです。  
 最後に間伐材を使用する意味ですが、森林・水資源管理を行う為には行う人が必要になります。 当然生活も出てきますが、近年では輸入材を使用する事が圧倒的で国内の林業は追い込まれております。 時代は異常気象に対応する為Co2削減などと叫ばれておりますが、輸入材を使うという事は大型のタンカーで運ぶので化石エネルギーを大量に消費します。また海外では安く売る為に人件費も抑えられ人権問題にも繋がってきます。また世界の森林は年々オーストリア1国分無くなってきてます。

 我々、和を重んじる日本人として一人一人が環境問題に思いを寄せ、少しずつでも国内回帰するタイミングが来たのではないのでしょうか? 国内の間伐材に付加価値をつける技術も進歩し鉄より軽く、鉄より5倍硬く加工する技術なども生まれてきております。いずれ近いうちに木材から工業製品に変わる時が来るかも知れませんね。
 
そのような災害予防や、自身のスキルアップ、環境問題から最新テクノロジーまで。
勉強できる森林ボランテイア活動、とってもお勧めです! たまには青梅産の野菜やジビエ、お酒などで活動の後に青梅と杉並の交流会なども行って欲しいな〜。と思いつつ(笑  
では来月も楽しみに参加して参りたいと思いまーす!


➢クイズ・・・どちらが杉林か桧林かわかりますか?                                                                      

2018年9月25日火曜日


報告事項

6/2都りんけん総会(桧原村地内)

7/10小学生間伐体験(奥多摩町地内)

 

2回森林ボランティア育成講座(H30.9.8
『間伐、道づくり講座』

 

受講生の感想より(抜粋)


  9期生の予定計画では、8月11日に実施する講座で、森林内と外気との気温差が体験できる良い機会であることも想定していましたが、今年の異常な酷暑と初めての作業ということも考慮され、9月に延期されました。

作業は「間伐と道づくり」の内容で、今期より各班の作業に入る前に、間伐の模範作業(デモ)が実施され作業の意味、手順、安全対策等の共通認識を確認しました。
 
      以下、受講生の感想を抜粋掲載します。


 
 
 
 
木の倒し方、考え方がわかりました

・解りやすい説明でした。楽しく作業できました。

・間伐の方法について、1本目は細かく指導を受けながら、2本目はグループで考え、話し合いな 
がら進めることで、とても良く学べた。 足元が滑りやすかったり、刃物を使うなど、危険も多いので、注意したいと改めて思った。
・講師の方々の体力がすごいです!間伐していかなければいけない木が多い! 山や森の見方が変わりました。ありがとうございました。

・実際にやってみると仲々難しい。 最後はチームだけで1本の木を伐りました。感動しました。

・暑い中であったが、作業の片鱗が体験でき、楽しかった

・熱く大変でした。

・間伐で出た木を使っての道づくりは、一連作業の成果が実感できて非常によかった。
 スタッフの方々、ありがとうございました。