2015年1月16日金曜日

第5回森林ボランティア育成講座(H27.1.10)
「体験記 枝打ち」 
                                                    体験会員 泉
 
昨年3月に本講座6期生として卒業して以来、約1年ぶりの森林での活動に参加させていただきました。
相変わらず朝の早起きは苦手でありつつも、森林に入って作業する楽しさと精神がリラックスできるのを想像するとやはり頑張れるものです。
朝の空気はひんやりしていましたが、日差しはどこか温かくとても清々しいお天気に恵まれました。
集合場所からはバスで黒仁田山林まで連れて行って下さいますが、いつもあの細い道をバスが入っていく
様子は本当に幅員ギリギリなのでつい窓から外を覗き込まずにはいられませんでした。運転手さんの腕に一人静かに関心していました。
現地に到着してからは、木陰で一気に寒くなりました。手袋を2重にしたり、カイロを貼ったり防寒対策を
した後、準備運動で体をほぐしました。特に足首の柔軟性は山の斜面を登るときに重要なので念入りに。

りんけん会員さんのチェーンソーと登降機を使っての枝打ちデモンストレーションは流れるような所作で
毎度感動します。いかにも簡単に木に登り、簡単に枝を切っているような錯覚に陥ります。お仕事では日に50本はこなさないといけない、というシビアなお話も印象的でした。

いよいよ、私達も作業の開始です。
1班だったので、一番奥まで登っていかなければなりませんでした。
前に枝打ちで訪れたときよりも、倒木や枯れ枝が多く非常に足場が悪かったように思います。昨年2月の大雪の影響と聞き、根こそぎ大木が倒れているその様子から当時の凄まじさが想像できました。
作業現場まで無事辿り着き、2グループに分かれて枝打ちを開始。同じグループの受講生の皆さんは今回が初めての枝打ちということで、梯子に登って鋸を使う慣れない作業は始めのうちは大変そうでしたが、1本、2本と切り進めていくうちに徐々に慣れた手つきになっていたように見えました。

私は1年前、同じこの場所で枝打ちをやっている最中に梯子を壊した苦い経験があるので、ややそれがトラウマではありましたが、幹に抱きつきながら慎重に枝を切りました。
自分の切った枝が山肌に落ちた瞬間から日差しが差し込む様子は本当に気持ちの良いものでした。
作業に集中しているとあっという間に午前の部が終わり、日差しの元で頂く昼食はまた最高でした。

午後は午前以上に、受講生の皆さんの鋸の使い方が慣れてきて、3人で10本近くは切れたでしょうか。それに直径20cmはあるヒノキを1本間伐もし、本当に皆さんお疲れ様でした。

自分自身、枝打ちもまだまだですがそれでも今回は3回目ということもあり、今回は終始「慣れてきた頃が危ない」という意識で臨んでいました。その意識のおかげもあって、無事怪我もなく(今回は梯子も壊さず)作業を終えることが
でき、充実感で一杯でした。 今回参加させていただきありがとうございました。

                                                 


                                                 受講生 中口

1月10日(土)、今回は青梅の黒仁田山林にて枝打ちの研修です。
いつも通り朝9時に集合、空気は冷たいものの快晴で、日光が有難く感じられる朝でしたが、作業場は陽が射さず非常に寒いとのこと。
地下足袋は特に冷えるので、靴下にカイロを貼りつけて防寒対策をしました。
作業場はバスに乗って15分ほどのところにあり、バスを降りてから作業場に着くまでが一苦労でした。
山の中の、乾いた急斜面を一歩一歩確認しながら登っていくのですが、地下足袋で踏ん張っても滑落しそうで少し怖かったです。
講師の方はもちろん、他の受講生のみなさんは比較的すいすい歩いて行かれるので私ももっとコツを覚えてバランス感覚を鍛えたいと思いました。

今回はヒノキの枝打ちで、お手本を見せて頂いたあと木に梯子をかけて上り、のこぎりで枝を落としていきました。
ヒノキの香が濃厚に漂い、間伐や枝打ちをすることで日光が射しこんで明るくなるのがとても嬉しかったです。
また、草木や土に囲まれて食べるお弁当は一味違う気がしました。
ただ、これまで枝打ちは勿論、のこぎりを使うことも殆どなかったので、切り口が綺麗にならずヒノキにはかわいそうなことをしたと思います。

あと、木の細かい破片や粉をこんなにたくさん浴びたのも初めてでした。
少し慣れてくると、もっと高いところまでたくさん切れたらなあ、とも思いましたが危ないので無理をせずに出来るところまで頑張りました。
枝打ちのあとは全員で梯子を作って、本日の講座を終えました。
慣れない作業で筋肉痛になりましたが、とても充実した体験をさせて頂きました。 ありがとうございました。                            

       
                                                   




管理人追伸;
アナグマかウサギの洞穴発見(間口20cm*15cm奥行不明)、枝打ち作業で日当たりがよい住処となり感想は?