2013年9月23日月曜日

第9回森林ボランティア育成講座(H25.9.14)

                                                                        受講生  ペンネーム:くらっち♪

-----9/14(土)「森林調査」感想文-----

昨年から始めた森林ボランティア!
全12回の内、今回は早くも第9回目となりました。
始めは若干の不安もありましたが、意外に女性も多く、指導してくださる講師の皆さんは気さくで楽しいおっちゃん達で。
キツいかな~?と思っていた山作業は、ナタやノコギリをブンブン振り回し、日頃オフィスワークで溜め込んだストレスと肩こりを発散すべく、とても良い運動になっています♪
終わってみると意外にも清々しい疲れと心地好さとに包まれて、帰りの電車に揺られます。

さて、今回やったのは「毎木調査」→まいぼく調査。この山にある木が、実際にはどれだけのお金になるのか、計算するための事前調査です。
一本一本巻き尺で計測し、山全体の木の太さの平均を算出。次に平均値に近い太さの木を一本だけ切り倒し、3Mずつの輪切りにします。その輪切りにした切り口の直径を測り、一本当たりの木の体積を計算。
その体積を金額に置き換えて、最後には山全体の木の本数で掛け算し、売り物にならない木の割合を勘案して見積もりを立てていきます。

手入れが悪く、曲がったり、傷が入っているものは建築材としては売れず。
今回の輪切りにした55年生の平均胸高直径22cmの一本のヒノキは、原木市場でめーいっぱい売れたとしても、なんと数千円にもならないことに驚きました。

あれだけの作業をして…、意外とお金にならないのです。
なのに輸入物には値段の安さで敵わず。
これでは日本の林業が生き残るのは苦しいだろーなー・・と、しみじみ感じ、改めて考えさせられました。

人類は古来より森林から多くの恵みを受けて生活してきました。
一度人の手が入った森や林はもはや人の手なくして健康ではいられません。
健康な山は、健康で豊かな川を、そして川下の海をも健康で豊かに育てます。
日本人は山、里、海の、恩恵を受けて生活してきました。


そしてこれからも、それらの恩恵を受け続けていかれるよう、森林を健康な状態で維持していく必要があり、またその森林を守るプロフェッショナル・林業が生き残って行かれる仕組みを時代に沿った形で考えていかねばならない事を実感しました。
さて次回は、12月の炭焼きです♪昨年は参加が出来なかったので、とても楽しみです

*皆様、また次回も宜しくお願いいたします<(__)>。*