2013年7月16日火曜日

8回森林ボランティア育成講座(H25.7.13


山林の下刈り-                                                         6期生 nyago
 
 いつもながら青梅の駅に降りると、杉並よりも気温が 低いな、と思います。    それでも、集合場所に辿りつく頃には汗をかいてしまっていました。 気温も高くなりそうなので、銘々で水分をしっかり取るように、との注意がありました。

 そして、昨年(同じ時期でしたが、とても気温が低く、寒いくらいでした)のリベンジで、お昼は流しそうめんをします、と発表がありました。 流しそうめん!わーい、と思ったところに、 中島会長が「無事に食べられるといいのですが、その準備が大変」と。「流しそうめんの準備って何だろう・・・」と思いながら、 杉並区さんが準備してくださったマイクロバスで、 昨年と同じ作業場所に向かいました。

 一年前には膝より少し高いくらいだった杉の苗木は、あっという間に大きくなっていました。人の背と同じくらいあります。 その成長の早さに驚くとともに、これなら下草と間違って 杉を刈ってしまうことはなさそう、とちょっとホッとします。

 昨年は、杉は下草に埋もれるようになっていたので、杉を切らないように気をつけたことを思い出します。長柄の鎌を手入れした後、各班ごとに作業場所に散らばって、 作業開始です。 一年前に、みんなでかなり綺麗に刈り取ったはずなのに、 あっという間に元通りになっていました。

 こんなに大きく育ったヨモギを見るのは始めてです。 鎌を振るうのは、思っていたよりも全身の力を使いました。 雲が出てくれたので、かんかん照りの中ではなかったのですが、それでも、とても汗をかきました。 気持ちよかったです。 気持ちよいまま、どんどん鎌を振り回していたら、あっという間に作業が終わってしまいました。

 結構広い場所なのですが、大人数で作業すると、早いのですね。すっきりした斜面に杉が並んでいる様子は、見ていてとても気分がいいです。でも、すぐにまた草ぼうぼうになっちゃうんだろうなあ・・ と思いましたが、その頃には、杉の方がずっと大きくなって いるのでしょう。

鎌を研いで、作業終了です。何度も教わっているはずの鎌の研ぎ方も、 講師の方々は嫌がらずに何度でも納得のいくように教えて下さるので、 ありがたいです。

 そしてお楽しみ「準備が大変な流しそうめん」です。目の前には、切り出された立派な竹が転がっています。 何を準備するのだろう・・・と思っていたら、何もかもでした。そうめんを流す竹から、その竹の台座から、めんつゆを入れる 容器から!全部を竹で作るというのです。

そうめんを流す竹を、縦に半分割ります。炭焼きの時にやったように、ナタを一度打ち込んだら、そのまま下まで叩いてナタを動かしていくのかな、こんなに長い竹では大変だ、と思ったら、なんとナタは途中でお役目ご免で、割れた一方を持って、手で裂いていきます。

メリメリと見事に裂けていく竹・・・ぱかんと真っ二つになったときには、思わず拍手が出ました。 見たことも無いほど長い流しそうめん台が、着々と組み立てられて いくのですが、途中で水が漏れたり、流れなかったり。大騒ぎです。

会長が言われていたのは、このことか(笑)と納得です。しかし、下草刈りと同様、みんなで力を合わせれば、大変な作業もあっという間です。全長20メートルはあったでしょうか。 なかなか壮観でした。 そこに流れるおそうめん。美味しくない訳がありません。

器用な方々が、竹でお箸を作ってくださり、竹の器に 竹のお箸。風情も満点です。 上流は冷えていなかったり、途中で麺が脱走したり、色々ありましたが、それも含めて楽しく美味しく頂きました。ご馳走様でした。今回も物凄く楽しかったです。
着替える場所もご準備いただき、女性には助かります。ありがとうございました。 次回もよろしくお願い致します。



「猛暑の中での下刈り!!」   りんけんスタッフ
 
気象庁は6日からの週末、関東地方を中心に気温がかなり高くなるとして熱中症に注意するよう呼び掛けている。土日の最高気温は、東京でともに平年より6度高い34度、埼玉県熊谷市は8度も高い37度と予報。気象庁には梅雨明け発表を例年より2週間早くする動きもあり、専門家は「今夏は1000年に一度の“千年猛暑”になるかも」と記録的な“灼熱(しゃくねつ)地獄”を予測した。

そんな連日の猛暑の中、炎天下の下刈講座当日を迎えた。刻々と集合時間に近づくにつれ、受講生が集まり始め、男女合わせ17名の勇士が集い、スタッフ合わせ総勢30名での部隊となった。

作業場所は、栗平市有林だ。現地に到着すると背丈ほど伸びた下草に、それに負けじと成長した杉苗が頭をしっかり出していた。

昨年の時に比べ1mも成長した苗も見受けられ下草も大分薄い場所が多くなり、作業量が減少傾向にあり、作業も順調に進んだ。但し、この辺でクロスガと呼ばれている蜂に1名が襲われ、耳に一刺しされたが幸い無事に対処。

木を育てる過程を「木を植えて人は育てて夢は百年」と詠んだ先人がいる。現地の苗は、丁度小学校高学年に相当する年月を経ている。下刈は、植栽後、中学校卒業まで雪お越しを含め、見守りながら作業の必要がある。成人式まで根払い・枝打ちと作業は続く。

まさしく木を育てることにより、人を育てることに通じるのである。

午後は、一日中炎天下での作業は過酷であることから、会場を移し「竹細工と流しそうめん」に挑戦し、楽しい午後の活動で猛暑を凌ぎ帰路に就いた。








 

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