2014年7月15日火曜日


平成26年度(H26.7.10)

関東・山梨ブロック林業グルプコンク-ル報告
 

管理人 

東京都林業研究グル-プ連絡協議会の主催当番で関東・山梨ブロック林業グルプコンク-ルが昭島昭和館フォレストインで開催されました。

台風8号の襲来が心配される中、1都7県から8つの発表グル-プが参加し、熱のこもった発表が続き、審査の結果、山梨県「あすなろ林業研究グル-プ」が全国大会への出場権を得ました。
 
 
我々が所属する東京都林業研究グル-プ連絡協議会からは檜原村「やまびこ会」が発表者としてご健闘いただきましたが惜しくも逃しました。お疲れ様でした。
 
 
全国大会への出場権を手中にしたあすなろ林業研究グル-プの主な活動内容は、全国各地の山村と同様、人口減少や高齢化の、自然災害による孤立化といった課題を「山奥だからできない」ではなく「山奥だからできること」を目標に、はちみつの特産化、南アルプスの登山道整備、地域の森林整備に係る活動、広報誌「はやかわ」の発行等継続した地域特性を活かした調和のとれた幅の広い活動が認められたものと推測します。全国大会のご検討をお祈りします。

 
結びに、主催側として準備に、加えて台風対応に奔走頂いた関係者の皆様に敬意と感謝を申し上げます。

法人化10周年 

NPO青梅りんけん通常総会報告(H26.7.5)

管理人

平成16年に、NPO化し個人からグル-プへ、そして地域への輪をさらに広げるために通称名「NPO青梅りんけん」として再スタ-トし、10周年の総会を迎えました。
当初は、林業後継者を中心に任意団体「青梅りんけん」の名称で平成7年に結成し、今日に至っておりますが、会員の職業も裾野が広がり、文字通り地域との連携へと進化しつつあります。
そんな時を得た記念すべき総会には、旧青梅市森林組合当時から陰に陽にお世話になりました歴代事務局長や関係機関のご来賓のご出席のもとに、総会そして懇親会と盛会のうちに開催されました。
ご来賓の挨拶から森林をとりまく環境の変化への対応が求められていることなど、青木理事長はじめ会員一同、自覚と行動を肌で感じたひと時でもありました。

2014年6月14日土曜日

 第7期 

森林ボランティア育成講座「開講式」 H26.6.14(土)


  管理人
 
小康状態で降り続いた雨もすっかり上がり、今期も杉並区より15名、市内より15名をお迎えし総勢30名の第7期森林ボランティア育成講座の開校式を迎えることが出来た。
 
 
特に、今回の杉並区からの受講生にはリベンジ組(2年間待ち望み)が多いことを自己紹介を通じ知り、森林ボランティアに対する姿勢に熱いものを改めて感じた。
 
 
 
 

青梅りんけんが12年間続いている事業として「初心忘れずべからず」と問われていると感じたのは私だけであろうか。
 
 
 
 

 
 
 地球温暖化問題、原子力エネルギ-問題など、森林をとりまく環境の中、人として森林に期待する意味合いが年々深まってきていることを感じざるを得ないと共に、NPO化して10年を迎えるにふさわしい開講式でもあった。

 
 
 
 これから2年間で12回の講座がさらに中身ある講座にするために、後継者の育成はもとより受講生と真摯に向き合っていきたいと感じた日であった。
 
 
 

 

2014年6月9日月曜日


第47回東京都林業研究グル-プ連絡協議会
 通常総会開催される!

輪番で開催されております東京都林業研究グル-プ連絡協議会(通称;都りんけん)の総会が6月7日青梅の地で盛大に開催されました。

総会の運営はもとより開催地りんけんグル-プが地域性を踏まえ、視察や講演を織り込みながら親睦を深める大事な行事です。

関東・甲信、北陸地方の梅雨入りが発表された6月5日以降、小康状態にある雨も予報通りとなってしまいました。講堂(東京都農林総合研究センタ-青梅庁舎)での総会も我が青木理事長の議長役で円滑に進み、原案通りすべて承認されましたが、雨で視察(採穂園・花粉対策事業の貯木場)が危ぶまれました。

しかし、計画した庁舎内での「少花粉すぎ・ひのき採穂園」の視察は、講堂でパワ--ポイントによる主任研究員の講義に急遽変更していただき開催され、研究成果や苗木生産の現状など詳しく説明いただきました。

その後、隣接する花粉対策主伐事業により搬出された丸太の貯木場に会場を移し、管理者より説明を受けました。お話によると、H18より開始されたこの主伐事業は現在 面積で556a 搬出材積123,796㎥で、約52が多摩木材センタ-へ、13%が合板用へ、残り35%がチップに販売されているとのことです。

晴天時の貯木場

27は当初計画の最終事業年度の10年目を迎え、当事業の総括を森林林業の持続的発展に繫げなくてはならないと感じながら懇親会会場へと移動しました。
結びに、ご出席いただいたご来賓の皆さま、単位りんけん各位、そして事務局に感謝を申しあげます。


2014年3月15日土曜日

閉講式に参加して(H26.3.8)
                                               会員 神棒

 
講座参加の6期生、担当職員、りんけん会員で講座の意見交換を主体に閉講式が開催されました。
『楽しかった』、『皆勤賞だった』または『都合がつかなくて残念だった』や『山の見方が変わった』、『女性の力がすごかった!』など前向きな感想を頂きました。
今後についての意見は、『講座参加の経験を、活かして次のステップへ』や『森守会参加』、『何れは自分の山』などでした。
未来に向けた取り組みは『ランドスケープデザイン』、『森林オフセット』等から、子供の遊びの中で森林教育をしたり、小中学生の授業へ広げたい、森林オフセットへの期待、青梅の森を図面化、小班化して道を作る等もありました。
都会で暮らす人と、里や山で暮らす人が双方向で理解し参加し合える場所や、繋がりとしてのSNS等の活用や、生きた情報交換等の場所も必要で大事な事など、書ききれない程沢山の意見が出されました。有り難うございました。
(受講生が裏面にサインした記念看板)

僕個人としては、『それはちがいます!』ではなく『こうしたら出来ますよ!』と出来る方法を伝えられる要に努力します。
森林ボランティア育成講座6期生の皆様、森守会の皆様担当者皆様、関係者皆様、2年間お疲れ様でした、また山で会いましょう、有り難うございました。

2014年2月23日日曜日

多摩工業高校インターンシップ報告(H26.2.5-6)
 
 
今回は、学校側の要望により受け入れ日程が恒例の12月から翌年の2月に変更となった。

当日は、当初から心配されていた降雪が前日にあり、除雪作業も加わり受け入れ対応に苦慮した。


定刻には、予定された20名の兵達が集合したものの、積雪のため予定を変更し、午前中は座学から事業を開始した。
午後からは、各班に分かれ計画していた青梅の森に会場を移し、道づくり、間伐作業に汗を流した。






                      生徒たちは、雪が溶けてしみ込んだ靴と、厳しい寒さの中で、初めての作業に挑戦した。


指導者の指示に戸惑いながらも2日間、森林での作業を体験し無事に終了することができた。



自然の中では力づくでの対応が通用しないこと、危険と隣合わせであることを体で感じとってもらえれば幸いである。

2014年1月19日日曜日

第11回森林ボランティア育成講座(H26.1.11市有林黒仁田山林にて)

 『枝打ち』に参加して
                                                6期生 新海
 
 第6回青梅森林ボランティア育成講座に参加させて戴き2年が過ぎあと1回で終了となりました。
私は定年退職になったのをきっかけに以前から興味を持っていた森林保全の本講座に参加しました。
 講座は「NPO青梅りんけん」の方々の指導のもと「森守会」(本講座の卒業生によるサークル)のサポートも受けて、山仕事の一から丁寧に教えて戴きました。山仕事は初めての経験でしたが青梅りんけんの方々のユーモアあふれる会話と親切なご指導ですぐに講座に打ち解けることができ、毎回大変楽しく参加させて戴くことができました。

 私は山が好きで以前より山歩きはしておりましたが、
 私はこの講座に入った時、スパイク付きの地下足袋を購入したのですが、山仕事にはこれでないとだめだとすぐにわかりました。
 この2年間、講座の中でいろいろな山仕事のさわり(基礎)を経験させて戴きました。下草刈り 、間伐、枝刈り、林道作り、木道作り、炭焼き、どの作業も作業ごとに季節にあった時期というものがあり、最適な時期にそれぞれの作業が行われていることがわかりました。 山仕事は肉体的にきつい仕事ですし、危険を伴う仕事であることも身をもってわかりました。
 一方、山に身を置くことでなんとも言えない心地よさというか心の平穏を得ることができました。それは日頃より人ごみにまみれて生活しているストレス社会から解放される心地よい世界でした。山仕事をしている時は日常のことはすべて忘れて山仕事に没頭しているということでもないのですが、油断すると大きなケガや事故につながるという緊張感の中でその時々の作業に集中していたと思います。

 この2年間の経験をもとに、これからも体力が続く限り森の仕事を続けていければと思います。
 有り難うございました。
山仕事は登山とは全然違うということが最初の講座の時にわかりました。それは登山は道がありますが山仕事には道がない斜面で仕事をしなければならないということでした。



 
                                                     6期生 nyago

 参加する前は、2年も続けられるのだろうか、と心配にも思った森林ボランティア講座も、実技の講座は今回で最後となってしまいました。今ではすっかり森林の魅力にハマっています。出かけた先でも、つい林に目がいってしまい、間伐した方がいいのに…などと思うようになりました。
 今回は一年前にも来た、黒仁田山林での枝打ち作業でした。
この、同じ現場に二度来ることができる、という、森林ボランティア講座のプログラムは、とてもいいと思います。

 昨年自分達が作業した形跡を確認する事が出来ますし、どういったところで何をするのか分かっているので、落ち着いて作業できます。
一年前に皆で力を合わせて作った橋は無事で、立派に役にたっていたので、嬉しく思いました。
 枝打ちは、一年前にも思いましたが、やっぱりとても面白いです。枝が落ちるごとに、林に日光が射し込んで、明るくなっていきました。
 枝打ち作業の後、梯子作りをしました。
とても簡単なつくりに見える梯子にも、様々な工夫がされていて、良くできているのだと感心しました。作っている時はあまり気にしないかもしれないが、これを適当に作ってしまうと命取りになる、と伺い、改めて、自然と向き合う厳しさを実感しました。


                                                    6期生  泉 

育成講座2度目の一番寒さ厳しい季節が巡ってきた。
この日も青梅の天気は良く、空気はキンと冷えた朝だった。

実習内容は黒仁田山林での枝打ちと梯子作り。いつもの駐車場で
集合し、マイクロバスに乗り込む。
私はいつも地下足袋を履くのに時間がかかるので15分前には集合場所に到着
するつもりだった・・・が、この日に限って朝寝坊。一瞬目覚まし時計の針を疑った。
しかし、ここからがやってみるものだ。
大急ぎで支度をして飛び出したら何とかマイクロバスには間に合いまずは一安心。
こうして無事皆さんと共に黒仁田山林に到着した。

朝の山林の大部分は日陰である。
真冬の寒さも手伝ってじっとしていられないほどだったが、これも2年目の余裕かどこか清々しい気持ちだった。地下足袋を履く前に靴下の上から足の甲にカイロを貼った。これも1年目の体験から学んだ対策である。
まずは青梅りんけんの方から今日の作業内容を伺い、準備体操を行う。寒さで体の節々が固まっているのがよくわかり、ゆっくり念入りに体を動かした。
いよいよ梯子を担いで山に入る。
同じ場所のはずなのに、昨年より山の斜面がきつく感じたのはきっと今朝の寝坊で体力的にベストな状態で臨んでいないことが災いしていると反省。何とか作業場所に辿り着き、いよいよ枝打ちの準備。まずはりんけんの方のデモンストレーションを見学した。
あっという間に高いところまで上り、木の幹からぐるり一周横に張り出した細い枝を
鋸を右手、左手に持ち替えてどんどん落としてゆく様は自分でもすぐに出来そうな
錯覚に陥ってしまうほど簡単そうに見えたが実際やってみるとまったく違った。
利き腕でない左で鋸を引く難しさもあるし、直径4~5cmでも真冬の乾燥した枝1本を
切り落とすのは意外と時間がかかった。

山林に生えているのは主にヒノキだったが、ヒノキの場合、枝の付け根には平らなこぶがあり、
切るときはそのこぶのつらで切り落とす(スギの場合はこぶがないので幹のつらで切り落とすのだそう)ということも教えていただきまた一つ新しい知識が増えた。
梯子よりもさらに上に上っていく場合には仮の足場となる枝を先に切り落とさないように、切る枝の順番を考える必要もあるし、切り落とした枝の跳ね返りが顔に直撃する危険性にも気をつけなければならないことも学んだ。
枝を落とすことだけについ集中しがちになるとそれ以外のことに気が回らなくなるのは実際にやってみるとよくわかった。

そんな中、ある枝を切っている最中に足をかけていた梯子の横木が外れるアクシデントに遭った。
幸い幹に抱きつきながら枝を切っていたので怪我はなかったが、作業中は本当に何が起こるかわからない怖さも今後作業する上での教訓になった。
壊してしまった梯子にの応急処置をりんけんの方が行って下さった。
始めは近くで採ったツルを紐代わりにしてみたが残念ながら強度がなく、次の手は鉈を腰に巻きつける時の紐の利用。一見何もない!と焦ってしまう山林の中でこうしたトラブルに冷静に対処できるりんけんの方の知恵と引き出しの多さに感激。
おかげさまでこうして二人一組で枝打ち作業を続け、10本くらいはこなせただろうか。終わりの頃には左手で鋸を引くことにも少し慣れた気がした。

昼食は少しでも日の当たる斜面を求め更に上へ上へと登った。そんな自分も動物だなぁとつくづく思った。昼食後も1時間ほど枝打ちを続け、最後に梯子作りを体験した。
先ほど自分が壊してしまった梯子は他の方が直してくださり一安心。
私は新しい梯子作りに参加したが、なかなか釘がうまく打ち込めずここでも一苦労だった。
金槌は力で叩くものではないのは頭で理解できても、釘の頭になかなかヒットしない。
そして結局気がつけば力を込めて夢中で叩いていた・・・。

無事にその日の全作業が終了し帰途に着いた。
次はとうとう閉講式。ここまであっという間だった。
晴れの最後はどうか寝坊しませんように・・・。