・・・森林ボランティア育成講座・・・
第14-5回『間伐』R6.10.12
間伐の目的は、第1に立木密度を調整し林床に光を入れることにあります。特に、幼令林(10年~20年生位)にとっては将来を決める間伐所期の大事な作業であり、選木にあたっては、通常劣勢木を対象に間伐します。
日本の南北に長い列島では、ほとんどの地域が 温帯(温暖湿潤気候)に属していますが、北海道や東北地方は 亜寒帯(冷帯) になり、温暖な気候風土に濃淡があるもの、蔓や雑木の繁茂対応が求められ「蔓きり」や「除伐」も合わせて行います。
昨今では、健全な経済行為が成り立たず壮齢林(30年~80年生位)が殆どを占めており、搬出が困難な間伐地は伐り捨てられているのが現状で、今後どのような森林を目指すか今までに無い判断が求められています。
以下受講生の感想を掲載します。
・実際の作業がとても良く分かりました。ありがとうございました。
・木を一本切るにも様々なことを考えながら作業していることが分かり、とても勉強になった。
・かかり木になったときの対応が実感できてためになった。
・間伐2本実施。午後は太めの木を対象に間伐、枝がひっかかって倒すのがたいへんだったが、そこでいろいろと学べて逆に良かった。
・間伐 午前、午後で1本ずつ 午前中は枯れ木で比較的短時間。午後の間伐は2回にわたり他の木にひっかかるトラブル。狙った所に倒さないと、その後のリカバリーが大変なこと、事前の準備の(リカバリーのための)大切さを認識した。
・今日は2回目の除伐、間伐ということで、前回よりも、どの木を切るべきかが、わかるようになった。また、一本の樹を最初から切ったことで、受け口の切り方、追い口の切り方がよくわかった。体験は大事だ。前回と違い2本とも隣りの木にひっかかって大変だったが、これもみんなで話し合い無事切り倒せた。チーム力の大切さを感じた1日でした。みなさんに感謝!!
・役割の分担、作業分担の大切さと人力で行う大変さを学びました。どこへたおすか考えるだけでなく、その後の片付けまで考えると色々とむずかしいと思いました。今回も楽しく参加させていただきました。
・とても勉強になりました。講習の資料を頂きたいと思っております
・実習が多くて良かった。こうぎばかりでは頭でっかちになりがちなので、実習で1人1人が作業できる時間をふやしてほしい。危険なことも実際にヒヤリとする場面に出会わないとわからないので、やってみる機会をふやしてほしい。
・足の調子が悪く皆様にご迷惑をお掛けいいたしました。その中でも出来る事を振って頂きながら無事終えることができました。作業分担を考える良い機会となりました。りんけんの皆さん、ありがとうございます。
・本日は間伐をしましたが、途中でうまく行かず、みんな一緒に考えて倒して大変だったが、楽しかった。普通中々できない体験をできて本当に勉強になり感謝します。
・7名でチームワーク良く作業が進んだこと、また1本倒すのが考えて作業しないと大変と理解しました。本日ありがとうございました。
今回は前回よりも自主的に班の意見を出し合って木をえらび切りました。午前中から作業ができて長い時間やれて楽しかったです。
・間伐!2本どちらもかかり木になった。細く腐った木であり、簡単に伐倒できると思ったが、意外と芯が硬く、上部の曲がりも硬く、かかり木になった。ロープ牽引は省かない方が良いと思った。
・直径20cm超の大木の倒木を行った。木がからまり倒れなかった為にそこから倒すまでに大変な苦労があった。倒す前の計画を丁寧に立てることが重要だと分かった。
・(除伐)間伐について、簡単な作業ではないことが実体験できてよかったです。
知らなかったことが学べてうれしいです。
・除伐、間伐を行い、木を倒す方向などをしっかり考えてから作業をしてもなかなかいったほしい方向にいかずむずかしさを感じました。又、木一本で1トン近くあるとしれたので安全第一で作業したいと思います。
・木を選ぶということ、但し、それをどう切り、どこに着地させるか、受け口が正しくその方向に向かって切れているか、、、追い口の方向で左右にぶれることを身をもって感じた。木の重さ1トン近くなるということに安全と正しい判断が必要な仕事ということで今後リスクを感じてしまった.