2014年12月14日日曜日

 竹林間伐・炭焼き
体験記

                                                                                                          受講生 井口 恵子

126日、東青梅駅を降り、バスで20分ほど黒沢川沿いを上り小曾木診療所前で降りると、畑は一面霜、霜柱がニョキニョキと立つ景色でした。うわさどおり、青梅は寒い!
今日は竹炭作り体験の予定で、朝から竹炭を持って帰れるのかとみんな楽しみにしていました。私は朝から腰が痛く、竹の切り出しが少々不安です。切り倒す作業は男性にお任せし、枝払いや玉切りをしましたが、思ったよりも力が要り、切り終わった後は腕がぶるぶる震えました。
竹は不思議な植物です。イネ科の植物なのに木のように茎が硬くなり、丈は10mを超えます。しかし、木のように毎年成長するわけではなく、一年であっという間にこの大きさになります。若い竹と古い竹は節が白いか黒いかで見分けるそうです。
 
竹炭作りは非常に面白い作業でした。切り出した竹を縦に八つ割りにし、炭焼き窯の中にきれいに並べます。窯の入り口のまわりをブロックで固め、窯とブロックの間を水で溶いたねん土で埋めて、空気を遮断します。入り口に置いた枝やおが屑に火をつけてふたを閉め、蒸し焼きにします。しばらくすると後ろの煙突からけむりが出てきます。このけむりの色によって炭のでき具合を判断します。けむりを冷却して取れる竹酢液は消毒、殺菌、防虫効果に優れた便利なものです。竹ってすごい!
 
竹炭ができる間、みんな竹細工に夢中でした。竹は中空で節がある。この変わった形状が想像力をかき立てるのか、ご指導がすばらしいのか、色々な作品ができていました。私も花びんを作り(作ってもらい?)ました。薄緑の薔薇の花と絶妙に合いました。
青梅市みどりと水のふれあい事業推進協会の方たちが、お昼に豚汁を作って下さり、寒さで緊張していたのが一気にほぐれました。竹笛や木の実アートなども作らせていただき、とても楽しい一日になりました。ありがとうございました。

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