2025年6月9日月曜日

大きな節目を迎えて

特集 新たな挑戦 !

-総合的な学習の時間への挑戦-

身近な森を活用する会

幹事(事務局)谷村春樹

 

身近な森を活用する会の活動は5年目を終了しました。 令和6年度から、正式に青梅りんけんの一事業として始動しました。従って、昨年度までは、 青梅りんけんと身近な森を活用する会を併記した報告書でしたが、今年度から青梅りんけんの身近な森を活用する会事業として報告書を作成します。

 身近な森を活用する会事業がりんけん本体に組み込まれたことにより、令和7年度から身近な森を活用する会の活動についても青梅りんけんの年度末総会資料に組み込まれることになりました。

今まで、私の勝手なやり方で報告書を作成していましたが、これからはりんけん理事の皆様、どうぞよろしくお願い致します。 役割の締めくくりということもあり、今回の報告書は例年に増してページ数が 多くなってしまったことをお詫びします。ご興味のある方はお読みください。

平成10年に旧NPO環境学習研究会を立ち上げて以来、報告書は常に書くべき物として存在していました。相手先が行政であっても企業であっても、作成と提出が義務付けられていたためです。

 長い間試行錯誤して作ってきましたが、報告書はどうあるべきかいつも考えていました。単なる活動記録ではなく、十分ではなくても可能な限り参加者の思い、スタッフの思いを記録しておくことが未来へつなぐことになるのではないかというのが結論です。

どうしても長くなってしまって申し訳ない部分はありますが ご容赦いただければと思います。 どうもありがとうございました。 

<会発足の背景>

-人と森林(もり)の歩み

森林の整備と活用については、長い間山村に暮らす人々の手に委ねられ、適正な森林との関わり方を育んできました。

そして元気な森林からの贈り物として、

“降った雨を貯めこみ、地下水や川となって下流域へ水を供給する”
“二酸化炭素を吸収して温暖化防止に寄与する”
“酸素を供給して生き物の生存を助ける”
“農作物や海の生き物の栄養分となり人間や他の生き物の生息を助ける”
“土砂崩れを防ぎ、大雨や台風の被害を最小限に抑える”
“植物が発する様々な成分が人間の心身に良い影響を与える”
“山菜やキノコ、木ろう、ウルシ等の特用林産物を産出”
“木材は、唯一の循環型資源として私たちの暮らしに役立つ”等です。

 以上のように生態系の豊かな森林から、私たちは生きるために欠くことができない多くの恵みを享受してきました。


 -人と森林との歪み-

戦後の復興は、壊滅的な状況にありましたが、米国からの援助と日本政府の効率的な経済政策に加え、培われた文化、教育、勤勉、技術、そして“もう一度立ち上がろう”という国民の意志によって成し遂げられたものでした。

しかし、豊かさの限界を超えたライフスタイルはとどまることを知らず、森林の再生可能なエネルギ-から離れ、便利な化石エネルギ-に依存した生活に浸り、“ゆでガエル” 状況にあります。

これは、暗い病んだ森林の増加へと繋がり森林の荒廃を引き起こしており、林業従事者の減少、水害や土砂崩れ等の災害の頻発という事実を見ても明らかです。

こうした現状に対し、国や各地域の行政が主導する森林ボランティアの育成や森林整備のための助成金等の施策が行われ、何とか森林の荒廃を食い止めようとしていますが、十分な効果を発揮しているとは言えません。

この大きな要因は、森林保全を長い間山村に暮らす人々に委ねてきたことの裏返しでもあります。ライフスタイルの変化は、都市住民が人口の9割り近くを占めるようになり、森林との接点があった社会の仕組みを分断し、森林の健康状態すら伝わらない足下の見えない危険な社会に置かれています。

そうした歪みを、少しでも正すために導入されたのが今日の*森林環境税でもあり、期待したいところですが残念なことに環境税の9割りを預かる市町村が使途について悩んでいるように見えます。危険回避の行動に何を躊躇しているのでしょうか。

ましてや暗い森林や藤の花が拡大している情況を、土砂崩れ発生の注意信号だと行政担当者は認識し都市住民に伝える責任があります。森林からの注意信号をしっかり受け止め、手遅れにならないうちに早急に行動を起こしていただきたい。

*1991年当時より和歌山県旧本宮町中山喜弘町長を筆頭に森林交付税創設に向け全国運動を展開



-人と森林の新たな文化-

青梅りんけんは発足以来、山側から都市住民に森林体験を通じ一世代に及ぶ時間をかけ都市住民に人と森のあり方を発信し続けてきました。

社会生活では気候変動による影響が身近となり、森林への期待は益々高まっております。しかし森林行政は、全国人工林の皆伐面積の3割しか再造林出来ない結果をもたらしており、責任ある対応が見えません。

課題を先送りし、一貫性のない迷走する森林行政に何故なってしまったのでしょうか。担い手育成どころか希望も持てない情況では、次元を超えた運動を模索せざるを得ません。


-森林づくりは人づくり-

夢と希望のある事業への挑戦

身近な森林を活用した森林体験学習を通じ、森林の大切さを体感、体験しながら学び(人づくり)、避けて通れない気候変動や災害への対策に興味を持ち明日を担う人材の育成や、人と森林の歪みの解消に繋げることを掲げ勉強会が始まりました。  

2019. 9.13  身近な森林を活用する会 準備会👆

2019.11.22 会の発足と勉強会(市内の森林を活用し活動している15グル-プ約40名)

2020.8.21  

 NPO法人環境学習研究会が東京都環境局と協働して小学校の教員向け研修会を行っている事業が、今年はコロナ対策で実施が困難な為に、「森林の活用を考える会」が青梅市立成木小学校並びに「あまがさすの森」のご協力をもとに実施したコロナ対策版です。

 小学校教員向け環境教育https://www.youtube.com/watch?v=uJFi-XHSOw0👆

2021.3  『令和2年度活動報告書』

2022.4  『令和3年度活動報告書』

2023.4  『令和4年度活動報告書

2024.6  『令和年度活動報告書』

2025.6  令和6年度活動報告👆










2025年3月20日木曜日

 

・・・森林ボランティア育成講座・・・

14-10『閉校式』R7.3.8

     


 当講座は、平成14年に1期生を迎え当初は1期2年間の計画で始まりました。
令和2年には、受講生の要望で1期1年間10回講座となり10期生を迎え、今回で
14期の受講生を送り出すことができました。

 森林の現状、山林作業の基本を学んでいただき 「りんけん」はもとより「身近な森を活用する会」、「森守会」、「上成木ふれあいの森」等のグル-プで活躍されてる方もおります。

 しかし、社会の流れは木材生産一辺倒で画一された森林政策では経済性の破綻と共に元気な森林の持続性は維持できない現実に直面しております。

 一方、森林環境税の導入がなされたにも拘わらず、森林保全の担い手の育成に結びついていないのが現状で森林救命医はどこに行ってしまったのでしょうか。



以下、受講生の1年間振替っての感想を掲載します。

道を直したりするのは楽しかったです。達成感あります。

*森林のボランティア活動を通して、日本との方々の勤勉さと協力的な姿勢が印象的だった。これからもこの経験から異文化交流の大切さと柔軟な対応の重要性を学んだ。これからも森林活動をして、自分の力を発揮して いきたいと思ってます。本当にたのしかったです。感謝を持って自然と森林に恩返しお返ししたいです。

*道なおしをさせていただきました。かけやが無くどうなるかと思いましたが、切株などを使い、くいを打ちこむなど 協力して作業に向かえたと思います。ありがとうございました。

*道づくりの作業、チームでまとまってできた。一年を通じてケガもなく楽めて良かった。

*林道作り 前回休んで2か月振りの作業だったので余計腕や腰にきています。でも新たな道が自分たちで歩きやすい ものになり、充実感がありました。

1人で作業をしないことが重要 ・重い材を2人以上で運ぶ場合、想定外の動きをして足をつぶすなど災害要因となる 以上、不安全要因として気付いたことです。

*1年を通して一番多い作業が道づくりだった気がします。 枝打ちはほとんど枝はらい 間ばつもチェンソーたよりだったような作業をもっとやりたかったです

*林内整備もチームでだいぶスムーズにできた印象。 作る時に道の整備イメージが早めに共有できるともっとスムーズに整備ができると感じた。

*森林整備を経験させてもらい楽しい一年間でした。 今後も森に対してなにかできたらと思います。 一年間ありがとうございました。

*今までの経験をふまえて午前の活動をみんなでよく動けたと感じた。 植樹した木を後々見ることが出来る機会があればうれしい。

*一年間ありがとうございました。 天候では寒い日ではありましたが、重い木を運んだり道整備で土を移動したりしていたところ、体もホカホカしな がら作業してました。今回でこの講座が終わるのは誠に残念ですが、何かつながるものに出会えればと思って おります。

12月~本日午前中のプログラムに出席できませんでした。りんけんの皆様ありがとうございました。ボランティア 育成講座の運営大変だったと思います。今後ともがんばってください。

*道作りは各自の思いがあってよく議論して進めました。それが楽しくでき上がりはすばらしいものになったと思い ます。そう快な気持ちでした。 ・森業の将来を考えるとなかなか厳しいのかと思いますが、そのことを話し合う、問題を共有することが第一歩だ と思いました。この講座は今後も続けてください。

*一年参加させてもらって気づいたことは森の中に入ると整備されたところや全く手の入っていないところ、ちょっと あるところなどいろいろな表情があることを知れてとてもおもしろかったです。

*最後に道づくりができて良かった。半日でしたが想像以上に広範囲ができ、対応力が上がっていると感じまし た。1年間ありがとうございました。楽しく経験できました。

*最後の道作り楽しかったです。お昼は移動先で良かったです。(雪が降り始めたので。)

*道直しを行い、手をくわえていけばどんどん道が良くなり、歩きやすくなっていき、楽しさを感じました。 一年間林業について勉強でき非常によかったと思います。

*一年を通しての振り返り。 今後につながるような活動の場がどこにあるか。 他にも色んな森を見てみたくなりました。

 

 

以上



 

2025年2月19日水曜日

 

・・・森林ボランティア育成講座・・・

14-9『地拵え・植林』R7.2.14

  我が国の森林は国土の約7割を占め、その内4割が人工林です。先進国の森林率ではフィンランドに続き2番目の森林大国であり、森林の働きは年70兆円の評価額(代替法)とも言われておりました。

しかし、人工林の現状は再造林率が3割になってしまい、7割は伐りっぱなし状況にあり、加えて獣害等で放置林や放棄林が増加傾向にあります。

言い換えれば、次世代に病んだ森林を承継してしまう情況にあります。受講生の皆さんには、このような環境のもとで植栽から木材利用の一連の循環の流れを学んでいただきました。この現状と貴重な体験を、広く多くの仲間に周知していただきながら共に考え行動して行きましょう。 

 以下、受講生の感想を掲載します。 

*道路作りが総合演習的で面白かった。 グループでディスカッションしながら決めていくところが良かった。

 *事故がなくて良かったです。 ようやく作業になれ、チームワークもできてきたように思います。

 *今まで伐採した木の場所を整備して道を作り、 木を植えた作業も含め春からの一連の作業を学ぶ事が出来、とても勉強になりました。

*ナエをうえるのは意外にすんなり出来ましたが、林業全体の経験が出来て楽しかったです。 100年後は植えた木は見る事が出来なくて残念ですが、機会があれば見に来たいと思います。

*植林について、苗のことから防獣ネットの意味、コストなどを教えて頂き勉強になりました。自分で苗を植えることの充実感を学びました。道直しは材木の有効活用、道を作る面白さが味わえてよい機会でした。ありがとうございました。

 *植林は1本です。午後は道直し

 *ヒノキの苗を植えさせて頂きありがとうございます。50年後が楽しみです。(自分はいないけど)笑 道づくりなどいい一日でした。本日もありがとうございました。

 *林業は息の長い仕事。今日植えたヒノキが成木する頃自分はもうこの世にいないと思う。 うけついでいくことの大切さを思った。

 *ヒノキ苗にウラオモテがあるのが驚きでした! 元気に育つといいなぁ~! 道造り楽しい!

*植樹したひのき、来年が楽しみ。 強い風で立ち枯れの枝が危ない実感。

*植林作業の地道さ、大変さを再認識。1haという単位で植林するための労力が想像つきません。

 *本日は植林と道直しを行い、植林はなかなか体験できる物ではないのでいい経験をすることができました。 木を植えるにも土の中にゴミが入らないようにだったり、葉の表を日が当たる向きにしないといけなかったりと、あることが知れました。道直しも自分で山の中にかいだんを作る経験ができひじょうによかったと思います。

 *木が大きくなる早さを1号地、2号地を行き来して時間がかかることを再認識した。また、植林、木が自然に大きくなることはむずかしいことも再認識した。    

 *なえを植えられたことに喜びを感じました。以前できなかったことが少しずつ(作業について)できていくことで少 しずつ自信もついてきてやる気も満ちてきます。天気で良かったです。体力、技術etc・・・大事ですね。

 *午前中は苗を植えて、未来に向けて大きく育ってくれたらいいなと思います。 午後は道なおしをやり、初めて階段もつくりキレイにできて歩きやすくなりよかったです。

以上



2025年1月27日月曜日

 

・・・森林ボランティア育成講座・・・

14-8『間伐・道直し』R7.1.11

 


間伐も回を重ね3回目となり、受講生の感想からも伐倒方法をしっかり体験しいることが覗えます。

対象木は、昭和30年代に将来に夢を馳せ、植林され厳しい寒暖の気候や風雨に耐えてきた立木達です。伐倒された木から何とか社会の役に立ちたいと悲痛な声が聞こえて来ます。後を任された木々達は治山治水の大切な働きを託され、整然と並び人間社会を見守っています。

 以下、受講生の感想を掲載します。

 

*かかり木になった時の対処が学べました。

*間伐に終始しました。枝ぶりまで気が回らず、倒しきれなかったり、木を切るのも奥が深いと思いました。

*間伐5本、かかり木もあり、きれいに倒れたものもあり、楽しかった。

力を使うことが多く、体のためになった。

*次の植樹の為、木を計画的に間伐する作業は大変だったが達成感もありました。

日々この作業をされている林業の方のご苦労がしのばれます。

*今回は間伐をメインに行い5本程切りましたが、木が太い物は手で切るのはかなりきついと思いました。又、倒す位置をきめて切っているがなかなか思うほうこうにいかずひっかかり苦労しました。あらためて木を倒すむずかしさを感じました。

*本日は2班にわりふられました。「木を5本切る」ノルマもありながらスピーディに先生方のご指導も良いことで、又、皆さんのがんばりとチームワークの良さetcで無事終えることができてわくわく出来楽しかったです。

*本日も楽しくて5本の木を切りました。

あと一回だけに卒業になること寂しくて、まだまだこれから森のため、木のために活動をして行きたいと思ってます。

*今日は作業ができたので楽しかったです。りんけんの皆様からもほどよくアドバイスを頂き、助かりました。

*しばらくぶりで木を切ったので、忘れている事が多く1つ1つ確認して作業を行った。もやい結び、受け口、追い口の切り方、線のかき方など確認できてよかったです。自分たちで切った木で、道を整備するのが楽しみです。

*山の気温は予想がつきませんでしたが、服は十分でした。今回は1回経験した内容でしたが、とても楽しかったです。

自重伐採は難しい。(面倒くさがらずロープけん引すること)

*木をたおす為のロープかけが難しい!結び方はばっちりなのに!!マスターできたらもっと楽しくなる気がしました。整備する前と後でわかりやすいくらい風景がわった。人が入る山の意味を引きつづき考えつづけたい。少しずつ作業に慣れるように。

 受け口、追い口、ロープ、伐倒方向決めなど全てを体験することができまし!    


おさらいできてとても良かったです!腕が筋肉痛になりそうです。

*今まで勉強したことをフルにつかった気がして楽しかった。安全に作業する大切さを再確認しました。

*アドバイスをもらいながらも、ほとんど自分たちの判断で木を決め、間伐できました。以前よりも数段もてきぱきみんなが動けてよかったです。

*間伐5本、数をこなすことでいろんなパターンを経験できた。大分ひろうがたまりました。

以上



2024年12月26日木曜日

 ・・・森林ボランティア育成講座・・・

14-7『枝打ち』R6.12.14



 

枝打ち(枝落し)は植林後、人間で言えば小・中学生になったころ「根払い」という枝落し作業があります。

根払いは、植林した苗木と苗木の枝葉が重なり合い、枯れ枝が発生する頃から梯子を使わず枝を落とす作業です。概ね手の届く地上2m位まで続けます。

高校生位の林齢になる頃から梯子を使用し、力枝を目安に一度に枝を落とさず、数年ごとに分け枝を落します。

枝打ちの目的は、通直で長い良質材を育てることと林床に光を取込むことですが、苗木の良し悪し、地盤の良し悪し、自然災害や獣害・害虫の有無によって成長に影響を被った立木は、枝打ち対象から除き間伐対象にします。

更に林齢を重ね、青年期・壮年期を迎えると梯子では枝に届かない場合は、「登降機や枝払い機」を使い力枝を目安に枝を落します。

以上が理想の枝打ちの方法ですが、最近は鹿の皮剥の拡大も加わり、特に私有林では柵対策を行う力も無く、良質材生産への意欲も減退しているのが現状で、先人が30数年かけて成立させた森林環境税はどこへ行ってしまったのでしょうか。

今日では、東京都の森林循環促進事業地(花粉発生源対策)、再生事業地、多摩川水源林地で枝打ち作業が限定的に実施されております。

 以下、受講生の感想を掲載します。

 

*最初ははしごが不安定で怖かったですが、すぐに慣れました!枯れ枝、折った方が速かったですが、切り口についてはあんまり気にしていなかったです。もっと気にした方がよかったか?またやりたいです!両足につけるキカイを用いて!

*初めの方はこわさもあり、余分な体力を使っていたことが後半、慣れるにつれてわかりました。枝打ちをすると森の中の明るさが全然ちがうことにおどろきました。

*ほぼ1日作業で楽しかった。ハシゴは初体験なので興味深い複数人で行う作業はいつもなれないのでよいけいけんとなった

*安全に作業するために、色々と気をつけることがあると勉強になりました。(落石を含めた、周囲への安全周知)今回枝打ちした木が生きているものがなかったのでそこが体験できず残念でした。でも良い経験でした。

*安全ベルト(ウエストではなく腰に巻く)の装着の仕方を教えてもらい、枝打ちの作業について説明を受けた。ハシゴの上のロープは木に結ぶ、安全ベルトについているカラビナは二重構造。木の上では木に対してそるぐらいの気もちで、木の枝を切る位置は皮を傷つけないように。太い枝は下から切って上から切る。大変緊張しましたが、とても楽しく夢中になりました。光が入るようになりすっきりした森林をみて、枝打ちの大切さを感じました。

*しゃ面が急だったので最初は大変かと思いましたが、楽しく体験が出来ました。ありがとうございます。

*ハシゴやロープを使っての作業は面白かった。枝打ちというよりはもっぱら枝折り、でした。

*枝打ちの意味あいを再認識。チェーン昇降器も試してみたい。

*枝打ちは地味作業にみえたが、木を育てる意味で大切だった。杉とヒノキの枝の硬さも違いヒノキは力が要る。良い学びになりました。

*丁寧な枝打ち断面をつくることが大事。枝打ちの目的は ・無節の木材をつくる(美しさ・強度) ・木の成長を促す

*取り組む前はただ「恐い」気持ちだけでしたが、いざ登り枝打ちしていくと「おもしろい」の一点ばり。少しずつ枝打ちされることでまわりの景色が変わられること、「やりがい」ありました。安全、安心をモットーに取りくめて良かったです。とても勉強になりましたAMPM すこしたんちょう

*初めての体験がいくつもあり、とても勉強になった。準備や片付けを、慣れた方々に進めてもらい、なかなか役に立てず残念だった。次回はその点にも気をつかえるようになりたい。はしご作業は、はじめは不安があったが、やり始めるともっと、と欲がでた。楽しく体験できました、ありがとうございました。

*枝打ちは作業的に自分でできる範囲が多く楽しく取組め、やった感があった。枝打ち作業-ハシゴの設置、安全帯の使い方、体のあずけ方-最初体をあずけるのがこわかったですけど、先生のアドバイスで安心して体の使い方がわかり、ありがたかった。高山先生、お世話になりました。

*急傾斜に加え、砂利が多い足場におどろき。はしごがぐらぐらしていることに不安になったが、こうした足場でもうまく設置するための先人の知恵だということを認識した。

*枝打ちを体験させてもらい、高所作業でかなり傾斜がある所の作業なのでかなり大変な作業だと思いました。また枝打ちにはいい材料にする意外(以外?)にも森に光が入る様にして下草をはやして土砂がながれていかない様にするという、重要な仕事だとわかり勉強になりました。

*木を材としてつくるには、手がかかるその分やりがいがでます本日はありがとうございました。感謝です。

*安全帯の使い方がわかった枝打ちがおわると日の光がはいってきて明るくなるのでやった感を感じた 。

以上

2024年11月27日水曜日

 

 ・・・森林ボランティア育成講座・・・

14-6『間伐と道直し』R6.11.9

 

山道の多くは造林作業のために設けられ、作業現場への通い道として安全で効果的な山道(作業路)として造林地ごとに存在していました。

しかし、経済林としての価値を失った環境下では、入山する機会が遠のき山道が消えつつあり、逆に獣道が目に付くような状況にあります。

何とか林業として、間伐木の搬出に活路を見いだそうと作業道(運材車走行幅)の設置に挑戦している方々もおります。

そこで、我々の作業である森林保全に取組んでいくためにも、山道や獣道をもとに作業路を設置し管理活用することは不可欠です。

以下、受講生の感想を掲載します。

 

*前回倒した木を使って木道の修繕を行った。くいの作成して打ちこみ、道の土止めを実際に体験して作業の大変さを実感した。(森の育成には体力が必 要だと実感)

*体全体を使う初めての講習 リアルな森林保全体験でとても印象深い回となりました。 普段気にとめることの少ない森林の道を、こうして直しメンテナンスしてくれる方々がいることを改めて感謝したい と思います。

*充実してとても勉強になりました。

*グループで協力できたおかげで、スムーズに思っていたより多くの道直しができました。 多くの学びと普段なに気なく使っていた山道のありがたみを感じました。

*好天で良い汗をかけた。 くい作りが良い経験になった。

*カマが1つ一時行方不明になりヒヤリとした。 最初は手順があいまいなところがあり、とまどった。 最後はなんとか道直しができた(りんけんさんの協力が大きい)

*荒れた道が歩きやすくなると楽しい。 水平であるということがこんなにも気持ち良いこととは。

*道づくりにて いい勉強になりました。 また、チームワークが良く作業がいい感じで進み終了しました。本日ありがとうございました。

*人が通る道にも人の手が必要で、力がいる事だった。

*くいを作るのが大変だった。今まで歩いた道も誰かが作ったと思うと苦労が知れない。 杭作り、杭打ちは重労働。このような地道な努力の積み重ねで、森が守られていることに頭が下がります。

*3班はグループの協力が素早く、作業が円滑だった。相談と決断と実行のバランスがとれていた。実際に体験し て木の重さや固さ、根のはり具合など改めて体験できたことは、嬉しいことだった。 バランスよくいろいろな経験を重ねたい。

*グループ全員で、具体的にどのように動いていくか話し合って、行動に移せていけることが(すごくスムーズに) 又、結果、順序良く出来てくることがうれしくもあり、楽しかったです。実際に山の中、道直し、階段にしても人の 手でつくりあげることの大変さに感動でした。

*くい打ちでカケヤに使い、土ならしにトウクワも使い様々な経験が出来、楽しかったです。

*道直しでは、作業前と完成した後でおどろくほどきれいに道ができて楽しかったです。普段山道を歩くときに何も 気にせずいましたが、こんなに手間がかかるのかとおどろきと感謝の気持ちです。

*(杭作り、杭打ち、道直し) 一連の作業の中で疲労感MAXです。手が動きません。 晴れていていい運動でした。 木を運搬することが大変なことを実感しました。

*道直しは何をすべきかイメージがわからずにいました。 しかし、丸太をうまく使い、横木を入れてのやり方、杭を作り土留めするなど、できあがったものには感動しまし た。自分の生活に役立つよい大変をさせて頂きました。

*右手が震えていますが、それくらい玉切り、杭作り、道作りで力を使いました!鉈をまともに使ったのが初めて でなかなか思い通りのところに命中させることができませんでしたが、後半少しはものになったような。夢中で作業できて楽しかったです!

*林業はつくづく人の数が必要なんだと再認識した。 整備をする大切さや、事前にチームの皆様と協議する大切さに気づきました。釘などの金物をつかわず自然 のもので行ったことはとても良かった。

以上




2024年11月14日木曜日

 

“ 森林体験学習 ”


 

 

 令和4年度より〝身近な森を活用する会〟の活動が、正式に青梅りんけんの活動に組み込まれ3年目を迎えました。

森林体験事業、企業のCSR活動等含め、森林への訪問者の受け皿として当会が前面に出ることにより実働部隊として身近な森を活用する会が機能する という形を定着させたいと取組んでおります。

社会的な信用と実働部隊の人材育成の両面で積極的に動く基盤を目指しております。

                               
木を植えて人は育てて夢は百年!



 

第3弾 突撃体験レポ-トR6.10.31

投稿:アシスタント 前田

 どうもどうも!! 気温はもとより湿度も下がり、ドライアイが深刻度を増している前田です。

 今回環境教育の一環として林業体験をしてくれたのは青梅市河辺小学校の5年生の皆様方。大型バス2台に揺られて晴れやかな挨拶と笑顔とともにやってきました。眩しすぎて余計目がやられます。

 ひーひー言いながらも元気に山を登っていく小学生たち。一番元気が良かったのは次の地点にスピーカー運ぶため山を駆け抜けた御年69歳のさんでしたけれども、無事全員が目的地に辿り着きました。

 林業体験エリアでは、伐採する木を選ぶ担当、ロープを引っ張る担当、切った木を運ぶ担当などなど各担当に分かれていましたが、だれも手持ち無沙汰になることなくみんなで考えて、みんなで実行することができていました。

 河辺小の子達の人柄もさることながら、エリアを囲って考えてみるという青梅りんけん初の試みが功を奏した模様です(今まではエリアは決めていたものの、児童を移動させるみたいなことはなかった)。

 ロープをかけるシーンではどうやら達人がいるとの噂が児童界隈であるようで、ロープかけ担当である指導員のさんとさんに熱い視線が送られます。トンデモネー プレッシャーの中で無事ロープかけが終わりました。

今回選木されたのは、かなり‘ゴツ’ めの杉だったのですが、河辺小の子たちは元気がいいので、受け口・追い口の作業の後、えいや-とロープを引っ張り、〝架かり木〟にもならず、すんなり倒れてくれました。

 しかしながら勝負はここから。ゴツ めのスギですからね、いやはや、めちゃくちゃ重いです。持ち運べる大きさに切った木をみんなで軽トラへ運ぶ際は、ヤバイ  という声が出ない児童すら出現。静かにやばさを訴えていたので、すかさずヘルプに入ります。確かに重い、こんなん持ってる君たちすごいね。

 重く、太く、立派なだけでなく節があって硬い木だったので、丸太切り体験では多くのチャレンジャーたちが腕と腰の痛みに耐えていました。はは、腰痛だなんて、我々の仲間じゃないか。

 しかしながら今回は木が‘ゴツ’すぎたこともあり、普通のノコギリではなく、ノコギリの進化系刀ボーイを用いたことで、比較的まっすぐ切れている様子。引くときに力を入れる、歯先全体を使う、ということもできている子も多く、とても上手でした。

 皮むき体験はなぜかみんな慣れた様子?でピカピカの完成品を見せに来てくれました。みんながにこにこ楽しそうで何より。

そんなこんなでハイタッチをしながら帰っていく児童たち。先生の話をよく聞き、問いかけに多くの子が手を挙げて発言し、どんな意見も否定しない。挨拶も、返事もよくでき、お礼もきちんと言えるその姿は見上げたものです。自分が小学生だった時、こんな風にできていたかな。

以上