2025年2月19日水曜日

 

・・・森林ボランティア育成講座・・・

14-9『地拵え・植林』R7.2.14

  我が国の森林は国土の約7割を占め、その内4割が人工林です。先進国の森林率ではフィンランドに続き2番目の森林大国であり、森林の働きは年70兆円の評価額(代替法)とも言われておりました。

しかし、人工林の現状は再造林率が3割になってしまい、7割は伐りっぱなし状況にあり、加えて獣害等で放置林や放棄林が増加傾向にあります。

言い換えれば、次世代に病んだ森林を承継してしまう情況にあります。受講生の皆さんには、このような環境のもとで植栽から木材利用の一連の循環の流れを学んでいただきました。この現状と貴重な体験を、広く多くの仲間に周知していただきながら共に考え行動して行きましょう。 

 以下、受講生の感想を掲載します。 

*道路作りが総合演習的で面白かった。 グループでディスカッションしながら決めていくところが良かった。

 *事故がなくて良かったです。 ようやく作業になれ、チームワークもできてきたように思います。

 *今まで伐採した木の場所を整備して道を作り、 木を植えた作業も含め春からの一連の作業を学ぶ事が出来、とても勉強になりました。

*ナエをうえるのは意外にすんなり出来ましたが、林業全体の経験が出来て楽しかったです。 100年後は植えた木は見る事が出来なくて残念ですが、機会があれば見に来たいと思います。

*植林について、苗のことから防獣ネットの意味、コストなどを教えて頂き勉強になりました。自分で苗を植えることの充実感を学びました。道直しは材木の有効活用、道を作る面白さが味わえてよい機会でした。ありがとうございました。

 *植林は1本です。午後は道直し

 *ヒノキの苗を植えさせて頂きありがとうございます。50年後が楽しみです。(自分はいないけど)笑 道づくりなどいい一日でした。本日もありがとうございました。

 *林業は息の長い仕事。今日植えたヒノキが成木する頃自分はもうこの世にいないと思う。 うけついでいくことの大切さを思った。

 *ヒノキ苗にウラオモテがあるのが驚きでした! 元気に育つといいなぁ~! 道造り楽しい!

*植樹したひのき、来年が楽しみ。 強い風で立ち枯れの枝が危ない実感。

*植林作業の地道さ、大変さを再認識。1haという単位で植林するための労力が想像つきません。

 *本日は植林と道直しを行い、植林はなかなか体験できる物ではないのでいい経験をすることができました。 木を植えるにも土の中にゴミが入らないようにだったり、葉の表を日が当たる向きにしないといけなかったりと、あることが知れました。道直しも自分で山の中にかいだんを作る経験ができひじょうによかったと思います。

 *木が大きくなる早さを1号地、2号地を行き来して時間がかかることを再認識した。また、植林、木が自然に大きくなることはむずかしいことも再認識した。    

 *なえを植えられたことに喜びを感じました。以前できなかったことが少しずつ(作業について)できていくことで少 しずつ自信もついてきてやる気も満ちてきます。天気で良かったです。体力、技術etc・・・大事ですね。

 *午前中は苗を植えて、未来に向けて大きく育ってくれたらいいなと思います。 午後は道なおしをやり、初めて階段もつくりキレイにできて歩きやすくなりよかったです。

以上