下記事業報告の投稿を休みましたので
*11/26 企業の森支援事業・・・NTTファシリティ-ズ「エコロじいの森」
*12/2 ボランティア育成講座・・・竹林間伐と炭焼き体験
詳しくは、https://www.facebook.com/daisuke.nakajima.961をご覧ください。
2017年12月13日水曜日
2017年11月23日木曜日
👉特別寄稿NO2として、佐藤向陽さんからのメ-ルが届きましたので転載します。
(管理人)
第8回森林ボランティア育成受講生(H29.11.21)
『特別寄稿』
『特別寄稿』
ルワンダの紹介
森林ボランティア8期生の佐藤向陽です。それどこにあるの?という国を紹介するこのシリーズ、2回目の今回はルワンダです。
ルワンダは中部アフリカに位置する内陸国で、西にコンゴ民主共和国、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジと国境を接しています。面積は約26,300㎞2。日本の四国の1.4倍ほどの中に約1200万人(世界銀行2016)が住んでおり、人口密度にすると約450人/㎞2になります。
「アフリカの奇跡」とも言われるルワンダですが、もう一つこの国を表す言葉があります。それが「千の丘の国」。国土のほとんどが丘陵地であることがその由来で、街中も郊外も平坦な場所は少なく、道路も上ったり下ったり、右に曲がったり左に曲がったりと常に峠道のようです。
そんなルワンダの森林率は森林率19.5%(FAO2015)となっています。この数字を知ったときは「そんなに森林があるの?」と思いました。
というのも、アフリカ一の人口密度を誇るだけあって、首都から南へ約120㎞離れた地方都市へ移動する間、道路から見える土地は常に住居や畑などに使われており、森らしい森はごく僅かだったからです。
しかし、調べてみると、実は南西部や北部には国立公園もあり、その中の一つ、ニュングェ国立公園は、広さ1000㎞2もあります。ここは中・東部アフリカ最大の山岳雨林で、始まりが氷河紀後期にまでさかのぼる、最も古い原生林と言われています。また、植生は確認されているだけで149種あり、そのうち50種がニュングウェ自生で、霊長類は13種類、鳥に至っては300種が住んでいるそうです。
話は戻りますが、私が実際に目にした範囲(人々が生活しているエリア)に限れば、ユーカリを多く見かけました。これは自生しているのではなく、植林されたもので、成長が速く、材としても利用できるという特徴から選ばれているようです。
また、道路沿いにも植えられていたので、土壌浸食を防止する目的もあるかと思われます。利用目的で植えられているユーカリは樹高10mほどでしたが、道路沿いのものは20mを超すものもありました。
因みに、浸食防止対策としては、斜面を階段状に切って、あちこちにテラスが作られていました。今回滞在した時期(9~10月)は雨期で、ゲリラ豪雨のような雨が度々降っていましたが、斜面がひどく削られている場所は目立たちませんでした。
土壌浸食が問題とは言われているので、場所によっては被害が出ているところもあるのかと思いますが、対策は功を奏しているようです。
最後に、意外なものを発見した話をお伝えしたいと思います。ルワンダでは日本の中古車、特に業務用に使われていた車両をよく見かけ、日本語で「○○運送」や「△△建設」と書かれたままの車も珍しくありません。
森林ボランティア8期生の佐藤向陽です。それどこにあるの?という国を紹介するこのシリーズ、2回目の今回はルワンダです。
この人口密度はアフリカで一番となっていて、実は日本(約335人/㎞2)よりも高い数字です。アフリカというと「暑い!!」というイメージがまず頭に浮かびますが、ルワンダは標高1000m~4500mの範囲にあり、標高約1600mの首都キガリでは、日中もエアコンは必要なく、朝晩はむしろ肌寒い日もあります。
ルワンダにはあまり馴染みがなくても「ルワンダ大虐殺」という言葉は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?1994年に起こったこの事件で、一説では3か月間で100万人が亡くなったと言われています
当時の人口が約1000万人なので、国民の10人に1人が犠牲になったことになります。仮に日本で同じことが起こったとすると、1億2千万人の1/10ですから1200万人、ざっと東京都の人口と同じぐらいの人数が3か月で亡くなったことになります。そう思うと、とんでもない事が起こっていたのだと改めて考えさせられます。
この出来事の詳細はここでは触れませんが、単純に「民族同士の争い」では片づけられない背景があります。「ホテルルワンダ」や「ルワンダの涙」など映画にもなっていますので、興味がある方は是非。
つい20数年前には痛ましい事件があったルワンダですが、今では「アフリカの奇跡」と言われるほどの発展を遂げ、首都のキガリには大きなビルがいくつも建っています。そして街がすごくきれいです。私が今まで行ったアフリカの国々はポイ捨てが当たり前で道路脇や公共スペースには色々なゴミが散乱していることが多いのですが、ルワンダにはゴミが見当たりません。
なんでもポイ捨てすると罰金を取られるそうです。きれいなのは首都だけかと思いましたが地方の街も同様で、これにはビックリしました。加えて、環境の観点からビニール袋の使用は全面禁止となっており、エコに対する意識もとても高い国です。
安全上、日中でも車移動しなくてはいけない国に比べると、自由に出歩けるというのはとてもストレスが少なく助かります。
「アフリカの奇跡」とも言われるルワンダですが、もう一つこの国を表す言葉があります。それが「千の丘の国」。国土のほとんどが丘陵地であることがその由来で、街中も郊外も平坦な場所は少なく、道路も上ったり下ったり、右に曲がったり左に曲がったりと常に峠道のようです。
そんなルワンダの森林率は森林率19.5%(FAO2015)となっています。この数字を知ったときは「そんなに森林があるの?」と思いました。
というのも、アフリカ一の人口密度を誇るだけあって、首都から南へ約120㎞離れた地方都市へ移動する間、道路から見える土地は常に住居や畑などに使われており、森らしい森はごく僅かだったからです。
しかし、調べてみると、実は南西部や北部には国立公園もあり、その中の一つ、ニュングェ国立公園は、広さ1000㎞2もあります。ここは中・東部アフリカ最大の山岳雨林で、始まりが氷河紀後期にまでさかのぼる、最も古い原生林と言われています。また、植生は確認されているだけで149種あり、そのうち50種がニュングウェ自生で、霊長類は13種類、鳥に至っては300種が住んでいるそうです。
話は戻りますが、私が実際に目にした範囲(人々が生活しているエリア)に限れば、ユーカリを多く見かけました。これは自生しているのではなく、植林されたもので、成長が速く、材としても利用できるという特徴から選ばれているようです。
また、道路沿いにも植えられていたので、土壌浸食を防止する目的もあるかと思われます。利用目的で植えられているユーカリは樹高10mほどでしたが、道路沿いのものは20mを超すものもありました。
因みに、浸食防止対策としては、斜面を階段状に切って、あちこちにテラスが作られていました。今回滞在した時期(9~10月)は雨期で、ゲリラ豪雨のような雨が度々降っていましたが、斜面がひどく削られている場所は目立たちませんでした。
土壌浸食が問題とは言われているので、場所によっては被害が出ているところもあるのかと思いますが、対策は功を奏しているようです。
これはあくまでも私の想像ですが、傾斜地に大きな作業道のようなものも見られないところからすると、テラスを造成する際は、重機ではなく、人力もしくは、牛等の家畜の力を利用した上で、結構な日数と人手をかけたのではないかと思います。もしそうであれば、彼らのチームワークや行動力に敬服してしまいます。
そんな中、街を歩いているときに、偶然写真の車を発見しました!日本から遠く離れたルワンダで、まさか青梅の、しかも林業に関係する車を見つけるとは思いもよらず、なんとも不思議な縁を感じます。この車、首都キガリにある金物店で今でも現役として頑張っていました。
聞いたところによると、1~2年ほど前からここで使われているとのこと。車の形からするともっと以前の型にも見えますので、もしかしたらこの店の前にも、違う国や店で活躍していたのかもしれません。
2017年11月6日月曜日
第50回「青梅産業観光まつり」 (H29.11.4-5青梅永山公園グラウンド)
管理人
「人と森との共生」を合言葉に上成木ふれあいの森・森守会・杣保会・北部建設組合の皆様のご協力をいただき、天候に恵まれ大盛況のうちに終了することができました。
今年は若手によってパネルクイズが衣替えし、受付登録400名を超える勢いで、枝の輪切りのストラップづくりや、竹細工による来年の干支づくりに人だかりができました。
特に、親子の参加が目立ち、クイズに取り組んでいる姿は大きな普及活動を感じることができました。
また、人気の杉や桧の丸太切りでは、用意された丸太が約180名の腕自慢の参加者により、ほぼ輪切りとなってしまいました。
多くの方がお土産に持ち帰っていただいたようで、木の感触をいっぱい楽しんでいただけた日となりました。
詳しくは、フェイスブックhttps://www.facebook.com/oumerinken/をご覧ください。
2017年9月6日水曜日
2017年8月31日木曜日
👉「開発途上国での仕事」と「森林ボランティア育成講座の受講」に、闘志を燃やしている佐藤向陽さんからメ-ルが届きましたので下記、特別寄稿として掲載します。
次回の寄稿を楽しみにしています。(管理人)
国土は約27,000㎞2で北海道の約1/3ぐらいの大きさ。人口は約1,071万人(2015年)です。熱帯気候帯に属しているので気温が30度超える日も多く、ムシムシした暑さは日本の夏のようです。国土のうちの80%は傾斜地となっており、首都のポルトープランスを車で走ってみると、坂が多く、峠道の様にクネクネと曲がる道も珍しくありません。
人が住んでいるところでは一見緑が豊富に見えるハイチですが、実はFAO(国際連合食糧農業機関)の2015年のデータによれば国の森林率は3.5%となっており、国土の約70%が森林である日本と比べると森林がとても少ない状況です。
第8回森林ボランティア育成受講生(H29.8.31)
『特別寄稿』
『特別寄稿』
ハイチの紹介
森林ボランティア8期生の佐藤向陽です。私は仕事柄、日本ではあまり話題に上らない開発途上国へ行く機会が多いので、これまで訪れた国の様子やその国の森林をご紹介したいと思います。初回の今回はハイチ共和国(通称ハイチ)です。
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外務省ホームページより |
ハイチはニューヨークから飛行機で約4時間、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の西部に位置する国で、カリブ海諸国では唯一フランス語を公用語としています。因みに、イスパニョーラ島の東部にはドミニカ共和国があります。
日本からの旅行先としてはあまり馴染みのないハイチですが、2010年の大地震や2016年のハリケーン「マシュー」による被害のニュースを耳にした方もいるのではないでしょうか。
国土は約27,000㎞2で北海道の約1/3ぐらいの大きさ。人口は約1,071万人(2015年)です。熱帯気候帯に属しているので気温が30度超える日も多く、ムシムシした暑さは日本の夏のようです。国土のうちの80%は傾斜地となっており、首都のポルトープランスを車で走ってみると、坂が多く、峠道の様にクネクネと曲がる道も珍しくありません。
毎年のようにハリケーンが来たり、時には地震が起きたり、蒸し暑いといったところは日本と似ていると言えるのではないでしょうか。
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一見樹木が豊富だが・・・ |
そんなハイチの樹木を見てみましょう。街中や家の周囲にはマンゴーといった果樹や火炎樹、インドセンダンなど熱帯地方でよく見かける樹種をはじめ、様々な種類の樹木を目にすることができます。しかし、それ以外の場所はというと、草や低木がわずかに生えるのみとなっている土地が広がり、谷筋では土砂が流れたと思われる箇所を頻繁に目にします。
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郊外はハゲ山が多い |
ハイチでは今でも日々の炊事に薪や炭を燃料にしている家庭が多く、自分たちで消費するための燃材や、炭を作って現金収入を得るために森林が伐採されてきました。さらに近年は人口増加が進み、この傾向に拍車をかけています。首都から地方に車を走らせると、岩肌の地面がむき出しになっていたり、草原のような中にポツリポツリと樹木が点在している光景を頻繁に目にします。
写真にあるような黄色のバケツ一杯の炭が25グルド(約40円)で販売されていました(ちなみに、庶民の昼食が100~200グルド、350mlのビールが1本50グルドです)。この量の炭を作るのにどのぐらいの材料が必要なのかはわかりませんし、どのように作っているのかも定かではありませんが、もしかしたら日本の炭作り技術が活かせる場面があるかもしれません。
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黄色のバケツ一杯で約40円 |
もちろん、薪炭を得るための伐採だけがこの国の森林減少の原因ではないでしょうし、炊事の燃料を薪炭に頼っている人々に、「森林を守るために過度な伐採はやめましょう」と呼び掛けたり、伐採禁止のルールを決めれば森林が守られるほど単純な問題ではないと思います。
日本もかつては森林が非常に少なかった時代や炊事に薪炭を用いていた時代があったものの、今では(質はともかく)量的には緑が豊富になっています。
日本もかつては森林が非常に少なかった時代や炊事に薪炭を用いていた時代があったものの、今では(質はともかく)量的には緑が豊富になっています。
日本とハイチでは自然・社会環境や文化的背景など異なる部分もありますが、日本の技術や知恵を活かして、ハイチの人々の生活を守ったうえで森林を増やす方法を見つけられると良いなと思います。
最後に余談ですが、同じイスパニョーラ島にあるドミニカ共和国は、ハイチと同じ自然環境にも関わらず、今でも緑豊かです。この国は炊事の燃料としてガスが普及している、政府が伐採を規制するなど環境保全に積極的なので森林が残った、といった理由をよく耳にしますが実際はどうなのでしょうか。機会があれば調べてみたいと思います。
なお、Google EarthやGoogle Mapなどの衛星画像でみると、国境を境に緑の濃さがはっきり違う場所も見られます。皆さんも是非チェックしてみてください。
2017年7月9日日曜日
第8回森林ボランティア育成講座(H29.7.8)
『下草刈体験』
『下草刈体験』
管理人
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H25.3.9 |
下草刈作業が永山公園(第1休憩所傍)で、4年前に6期生が植林した植林地で行われました。
天気予報では、北九州から山陰地方での筋状豪雨による記録的降雨による被害の報道が心配されております。
しかし、所変わって青梅では日中気温35度を記録する猛暑の中、総勢28名による過酷な下草刈作業が実施されました。
この再造林地は針葉樹を伐採した跡に、コナラ、カエデ、サクラが植林されたところです。
当時の植林作業の写真と今日の(4年後)下草刈作業写真を掲載しましたが、管理主体の保育計画が気にかかる植林地でした。
作業は、猛暑も手伝い午前中の作業で切り上げ、風の子・太陽の子広場で流しそうめんを囲んでの昼食を楽しみました。
その他行事報告
H29.6.3 東京都林業研究グル-プ連絡協議会 会場(青梅スイ-トプラム)
総会並びに設立50周年記念式典
*椋田 操会長(日の出林研)から福田珠子新会長(女性林研)へ引き継がれました。
H29.7.2
NPO青梅りんけん通常総会(通算23回) 会場(青梅市民体育館会議室)
*NPO化し第13回の総会が開催されました。
新理事長に高田 衛氏が選出選任され、青木理事長から引き継がれました。また、H29年度新事業として全国育樹祭(東京大会)への参加対応が検討されます。
2017年5月15日月曜日
第7回森林ボランティア育成講座(H29.5.13)
『座学』
『座学』
第8期生 佐藤向陽
ここのところ好天が続いていましたが、この日は朝から雨模様。そのため7回目の森林ボランティア育成講座は予定されていた間伐作業から、室内での座学に変更となりました。
意見交換では自己紹介も兼ねて、出席者それぞれが森林ボランティアへの応募動機や森林・林業に対する関心ごと等を発表しました。
当初は少々緊張気味だった雰囲気も後半は和んで、色々な意見が積極的に出る有意義なものだったと思います。
その中で「インターネットやGPSといったデジタル機器の活用は、今まで出来なかったことが可能になったり、作業効率が改善するなど利点は多いが、やはり最後は人と人とのコミュニケーションが大事である」という意見がでました。
私は普段、海外で途上国の方と一緒に森林関係の仕事をする機会が多いのですが、言葉や文化が異なる人達でもお互いの気心が知れてくると物事が上手く進むことがあり、コミュニケーションが大事という点は正にその通りだと思いました。
今回は、生憎の雨で実習が中止だったのは残念でしたが、色々な思いや経験を持った皆さんの貴重な話や意見を伺えて、私にとってはある意味「恵みの雨」でした。
2017年3月11日土曜日
第6回森林ボランティア育成講座(H29.3.11)
『植林体験』
『植林体験』
管理人
この寒さにもめげず参加してくる受講生の心意気を感じざるを得ない。
定刻になり、5班編成で支柱や杭の調達に青梅の森に向かう。間伐された材の中から、適材を探し出し、苗木(3m近い山桜)15本分の支柱資材を確保し集積場に戻る。
奇しくも、丸7年を迎えた3.11の14時46分東日本大震災の市のサイレンの合図で黙とうし閉会となった。
2017年2月19日日曜日
「インタ-ン・シップ」事業(H29.2.8~9)
平成21年から都立多摩工業高校を受け入れ、継続され今回で8回目を迎えている事業である。
これは、生徒が学校内での学習活動にとどまることなく、地域に出て様々な活動を通じ、「人とのつながり」、「就職感・自分への自信」、「他人を思いやる心」、「ル-ルやマナ-」学ぶことを狙いとしている。
体験の模様はhttps://www.facebook.com/oumerinkenでご覧ください。
多摩工業高校生のインターンシップに参加して
大澤 眞人
今年も多摩工業高校生のためのインターンシップが2月8〈水〉,9〈木〉の二日間にわたり青梅市の青梅の森で行われました。私は第二日目、9日に参加させていただきました。
私はここ数年この活動に参加させていただくことをとても楽しみにしており、今年も同じ思いで参加させていただきました。
朝9時、活動現地の広場でラジオ体操、そしてインターンシップの本旨として大事な「日本の森林の置かれている状況・森林の持つ新たな価値等について」短時間の講義のなかに大事なエキスが含まれた大変有意義なお話を中島邦彦講師から伺いその後各班の活動に移りました。昨年より若干少ない人数でしたが、多摩工業の12名生徒は3名で一班とし、4班編成で活動しました。私は、青木講師(りんけん理事長)と一緒に第3班の高校生と共に青木講師から学ばせていただく思いで活動に取り組みました。
尾根のハイキング道周辺のヒノキ林の間伐活動を始めてすぐ、まず気がついたことは、前日の第一日に指導を受けたことをしっかり覚えており、その手順に従って活動を始めたことです。第一日は、一人3本の間伐作業。そのためのロープを引くための「もやい結び」伐倒後の「枝打ち作業」など、手順を守り活動をはじめたことです。
様子から、私はまず次のようなことを感じました。
まず第一に参加した工高生がこの活動に林業活動に目的を持って参加していること・それぞれが高い能力を持っていること、更に第一日目の良く行き届いた指導を行った青梅りんけんの指導者の優れた力量をも感じさせていただきました。
もちろん、工校の生活とこの森林作業ではからだの使い方が違うせいか、「腕が痛い」「くたびれた」などの声があがったり、作業が一段落すると仲間同士で軽口を叩き合い笑い転げるなどの場面もありましたが、何しろ一生懸命に活動に取り組む姿に感心しました。
また、日ごろの生活では使ったことのない、のこぎりや、ナタなどの使い方は十分とはいえないところもありましたが、途中から降り始めた小雪の舞う中で最後まで意欲を持って活動を続けることが出来ていました。
いずれにしても、私は今回の活動に参加して、いくつものことをこの若さあふれる工高生から学ばせてもらうことが出来ました。来年も機会があればこの活動に参加させていただききたいと感じたすばらしい「りんけん活動」の一日でした。
2017年1月19日木曜日
第5回森林ボランティア育成講座(H29.1.14)
『枝打ち体験』
『枝打ち体験』
森守会 元3期生
黒仁田の青梅市有林でのヒノキ枝打ちのサポートに参加した。青梅市森林ボランティア育成講座実習の一環として実施。黒仁田は、青梅市役所から直線で北西約3.5Kmに位置する。黒仁田の地名は、Google Mapには記載が無いが、聞修院を沢沿い上流に約1.5Km進んだ場所である。(旧 小曽木村所有山林)
本日は、受講生を5班に分け、林道から実習現場まで、班ごとに、ハシゴ・安全ベルトを搬入した。移動の最後の急勾配では、足を取られるなど苦労をしたが、程よいウオーミングアップでもあった。

各班に分かれ、ハシゴ・安全ベルトの使用方法、良質な木材の確保や山を守るために草木の育ちやすい環境に役立つ枝打ちの意義、危険性排除ために今回の枝切はノコ作業で行い、樹皮に沿って切り落とす、との説明を受け、実習を開始した。受講生が安全ベルトを使用した枝打ちを一巡するころには、スムースな作業が出来るようになっていた。

受講生当時の私は、今日の皆さんより手つきもおぼつかなく、もっと緊張していたようだった。
今季最強寒波の到来とのことで、昼食時には、冷え込みが一段と厳しく感じられ、食事後の休息もそこそこ、体を温める意味を含め実習を進めるたが雪も舞い始めた為、予定を早め、実習を終了した。
見回してみると、実習前に比べて、枝打ちの成果を感じることが出来た。
受講生からは、山の作業の厳しさを感じるコメントや楽しみを感じたとの話もあった。受講生の皆さんが今後とも森林整備に参加され、この輪が広がっていくことを願っています。
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