会員 小俣敬子
2日目はお天気に恵まれ、全員が鉈と鋸を腰につけ3班に分かれて、約60年生の檜の山に入りました。最初は路を作るための間伐作業です。
まずは道に近い場所で間伐する木を選木し、どちらの方向に倒したら良いか、みんなで真剣に考えます。続いて間伐する木にロープを掛け、さらに伐倒方向にある木に滑車をかけ全員でロープを引きます。
木を伐る生徒は受け口、追い口の順に切っていきますが、鋸を水平に引くことはやってみると難しく、なかなか思うようになりません。いよいよ伐倒となると、全員が大きな掛け声でロープを引く様子は力強く、また木がドスンと地面倒れた瞬間は、みんな何ともいえず生き生きとしたすてきな表情をしていました。2メートルに玉切った木を横に並べ、トンガをかけて路を作ります。
間伐の成果で山は柔らかな陽が入るようになり、そこここから檜の甘い爽やかな香りが沸き立って心地の良い場となりました。1日の作業を終え颯爽と山を下りていく生徒たちのあとには、とても歩きやすい路と鳥たちのスイートホームが並んでいました。
多摩工業高校の皆さんお疲れ様でした。
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