2018年7月2日月曜日


14回 NPO青梅りんけん通常総会(通算24回)

H30.6.30 会場:青梅市民体育館会議室
管理人


 
 高田理事長のもとで就任一年目の通常総会が盛大に開催されました。

合わせて山崎事務局から会計部門を新たに栖島会計に引き継がれ新体制の中での開催となりました。

ここ数年来の念願でありました後継者の確保も徐々に進み、地球温暖化問題を契機に避けて通れない意識改革の風が吹き始めてきたように思います。

事業報告においても、森林保育事業に加え、自然環境教育の分野での需要が増加傾向にあるようです。

残念ですが森林保全調査研究(経済性と公益性の両立)のリーダ-であった玉置会員が急逝された影響もさることながら、この事業の本質が今一つ理解されずにおります。

増加傾向にある、自然環境教育がその口開けになる手ごたえを感じております。

新年度の事業計画では、東京都で初めて開催される育樹祭への支援が話題となり、そのプレイベントとして開催される交流会(会場;青梅市民体育館)への対応に熱い議論が懇親会の席で続き盛会裏のうちに閉会しました。

結びに、ご来賓の皆様には、ご多用の中をご出席ただき会員の大きな自信へと繋げていただいたと感じております。重ねてお礼申し上げます。

2018年6月23日土曜日


森林ボランティア育成講習第9期生 
開校式にて

 

栖島 安
 
 6月2日に第9期生の開講式が行われ、2年間の長丁場の講座がスタートしました。

 定員30名のうち提携している杉並区から15名、青梅から15名の枠の中で、ここ何年かは青梅市は15名を集めるのがやっと、逆に杉並は抽選という状況でした。

 しかし、今年は青梅市からの応募も多く、久しぶりに定員以上の応募があったようです。森林、青梅市にも大きな変化が起こったのでしょうか、このボランティア講座への関心が高まっているのでしょうか。

 従来、卒業生の多くが「森守会」という団体に所属しているようでが、どちらかというと定年後の年齢層が高めの方が中心になるのですが、今回の講座は、比較的若年層の参加をしていただき、関心の高まりの広さを感じる顔触れでした。

 

 午前中の座学は講座の内容と安全面の説明、そして現在の日本の森林の状況などの話がスライドを通して行われました。受講生から出た質問に「全国には全く整備されていない山はどれくらいの割合であるのか?」という問いがあり、未整備林の問題について高い関心があることがうかがえました。
 9期講座終了時にはこの答えの割合が少しでも改善に向かっている、そんな動きが増えることを期待します。

 

 座学後の昼食は夏日の青空の下、森林浴を目一杯に堪能し、午後からは実際に作業を行う青梅の森を歩いて一周しました。支給された新品のヘルメットをかぶり遊歩道を行くと、「山の中で避難訓練ですか?」と何も持っていない団体が同じ方向に歩いていく光景を見てハイカーの方に不思議そうに聞かれました…。

 最初の第一展望台では、天気は良かったのですがこの時期は「カスミ」がかかりスカイツリーは見ることが出来ず。すぐ下に以前の受講生が植えたもみじを見下ろし、「こんな急な斜面で講習をするのですか!」という声があがりました。

 その後、当たり前にこの樹木の「桧と杉の見分け方のレクチャー」があると、全く同じに見えていた植林した山に実は2種が混在している、ということに「初めて気づいた!」という声が上がっていました。

 シカの食害、熊注意の看板、雑木林の明るさ、などなど話していくとあっという間に時間が過ぎ、講座で間伐・枝打ちし継続して整備している活動の場所は殆ど素通り状態でした。2時間ほどかけて一周し、朝の集合場所に戻った後、最後に次回7月の暑さ対策が伝えられて初回の講座は終了となりました。

 今日初めて青梅の森を歩いたという受講生が殆どで、「青梅駅からこんなに近いところで行われているのですね!」という声が印象的でした。


詳細は:https://www.facebook.com/omerinken/

2018年6月16日土曜日


「全国植樹祭ふくしま2018」及び
      「全国林業後継者大会」に参加して

佐藤 優

去る6月9・10日、全国林業後継者大会と全国植樹祭にりんけんの皆さん11名で参加してきました。
 

私はどちらも初めて参加させていただきましたがとても良い経験ができました。

植樹祭前日の後継者大会では、活動発表で「先輩方から」「現役世代から」「次世代から」のそれぞれの世代の発表を聞かせていただきました。

印象に残ったのは現役世代の「NPO法人みなみあいづ森ネットワーク事務局、松澤さん」の材木を使う出口(消費者)から加工(材木業者)・生産(林業家)を輪のようにつなげる活動をしていて軌道に乗っている。という報告です。大消費地を抱えている西多摩地域の私たちにはとても参考になると思いました。

もう一つ印象に残った発表は、次世代の「天栄村立天栄中学校」中学生3人の発表で森林にかかわる授業を行っているが、村外の山や施設で行っていて、自分たちの学校の裏山があるのに、そこは除染された道しか通れず、山は立ち入れない。震災から7年がたち、これから入ってくる中学生は山で遊んだことのない子供達です。という悲痛な訴えです。

福島の原発事故の影響による汚染地域の第一次産業に携わる人々の苦難の思いを実感させられました。

植樹祭当日は宿泊した「いわき」から南相馬まで実行委員会のチャーターしたバスでの移動でした。あさ7時前に出発して、10時頃に現地到着、南相馬市原町区雫地内の浜に黒松の植樹をして会場入りしました。

天皇陛下が見えられるということで、飛行機に乗るような警戒の中10時半頃会場に入場して、13時35分の開会式まで小雨が時折ぱらつくなか昼食を取りながらひたすら待って、開会式を迎えました。天皇陛下が最後の植樹祭ということで、立ち会えたことは大変光栄でした。

式典を終え会場を後にするときも大勢の参加者(7000人?)がいたので、また、待って行列でという感じでした。考えてみると、林業は植林して育てて、成長するまでは次の代を見据えての職業です。仕事にあった行事だったのでしょう。

 
植樹祭の場所が福島ということで、実行委員会の方の全国から集まった私たちへの気遣いとおもてなしがとてもゆきとどいていて、前日の後継者大会と交流会、当日の植樹祭とも気持ちがとても伝わってきました。特に会場を後にする際、会場はもちろん、バスに乗る長い道のりにスタッフが切れ目ないくらい並んで声をかけていただいたことには感激しました。実行委員会の皆さんありがとうございました。

 
 
 
余談になりますが、南相馬からバスでいわきまで送っていただいたのですが途中大熊町、双葉町あたりを通っているとき高速から見える当たりの田畑が何も作られず荒れ果てていること、民家や道に灯りが燈っていない現場を実際に目の当たりにして、言葉を失ってしまいました。この現実はけっして忘れてはならないと思いました。
 
 
 

2018年3月31日土曜日


8期生閉講式に思うことH30.3.10)  

                                                                   管理人

受講生の感想を掲載します。
 

* 2年間ありがとうございました。
 閉講式後に、これまで作業した場所を見学し、作業の成果や下草刈りのやる、やらない場合の違いを確かめられて面白かったです。これからも宜しくお願いします。


*意見交換会は、多様な感想を聞けて有意義でした。
 見学は、伐倒の実演も含め、特に植林跡等感慨深いものがありました。


*2年間の講習、ありがとうございました。
 森の管理、林業のたいへんさ、山のノウハウ等、非常にためになる事が多かったです。
 今後も、機会があれば、参加したいと思います。 


*植栽した桜がよく根づいていてよかったです。
 2年間は早いものです。あっという間でした。楽しかったです。
 ありがとうございました。


*2年間お世話になりました。趣味で森に関わりたく参加しましたが、大変有意義な講習が受講することができました。
 個人的には月1回ペースでも良いくらいでしたが、連絡や指導者の調整等大変な労力なのだと思います。本当にお疲れ様でした。
 ありがとうございました。また、機会がありましたら、ボランティアとして参加させていただきます。


*昨年植えた山桜が根付いている事を確認できて良かった。
 下刈りした斜面とやり残した部分を比べて見られた。皆さんの話を聞け、今後もボランティアを続けて行きたい。


*過去の見直し、楽しかったです。
 知識ゼロからのスタートでした。ありがとうございました。
 体力不安ですが、できる範囲で参加します。


*講習で作業した林道を歩き、二年間のことが新鮮に思いだせた。
 また、新しい方々の説明会も見学し森林作業の基本を反省できた。


*講習の内容をふり返る事が出来た有意義な講習でした。
 大変お世話になりました。


*2年前、当初、杉並からの参加者は、17名と伺いました。本日、杉並の参加者、6名。だいぶ少なくなった様で、もったいないと思いました。
 講師の皆様、感謝いたします。ありがとうございました。


 結びに、「青梅りんけん」として感じていることは、杉並区の皆様には集合場所まで1時間以上のハンデをかかえているにもかかわらず、熱心な受講生の姿勢には頭が下がり大きな刺激です。
 また、ここ数年の傾向として閉講式への参加者の減少傾向にも表れているように、受講生の二極化が進んでいると感じております。
仮称、環境税の追い風が吹く中、講座内容、指導者としての姿勢が改めて問われていると痛感している次第です。



2018年1月19日金曜日


11回森林ボランティア育成講座(H30.1.13
『枝打ち体験』

管理人

 恒例の黒仁田市有林での枝打ち体験である。梯子を積んで成木の家を出るときの温度計は-7°を指していた。

この寒さにもめげず、集合場所には心身共に屈強な11名の受講生が集まった。いよいよ、8期生最後の体験講座でもある。

 現場に入ると2回目ということもあり、要領よく傾斜地を梯子を担ぎ、いっぱしの仕事師である。好天気が続き、斜面の土は乾いており滑りながらも作業地に無事到着した。


 枝打ちも通算16回を数え、受講生だけでも延べ200人を超える労力が投資されている。

 
 当然、臨床にも光が入り、きれいな樹となり将来が楽しみだ。昼食時にはお天道様のありがたさを痛感しながらのひと時を過ごした。

 
 昼休みの折には、今年も神棒会員によるプロの枝打ち披露があり、いとも簡単に「登降機」を操っての見事な作業に感心した。

 
 
受講生の勇気ある挑戦もあり、勝手の違う道具に翻弄されたにもかかわらず、その果敢な姿勢に将来を期待したい。

2017年12月13日水曜日

下記事業報告の投稿を休みましたので

*11/26 企業の森支援事業・・・NTTファシリティ-ズ「エコロじいの森」
*12/2  ボランティア育成講座・・・竹林間伐と炭焼き体験

詳しくは、https://www.facebook.com/daisuke.nakajima.961をご覧ください。

2017年11月23日木曜日


👉特別寄稿NO2として、佐藤向陽さんからのメ-ルが届きましたので転載します。
                                 (管理人)

 

8回森林ボランティア育成受講生(H29.11.21
『特別寄稿』
  


ルワンダの紹介
 森林ボランティア8期生の佐藤向陽です。それどこにあるの?という国を紹介するこのシリーズ、2回目の今回はルワンダです。


 ルワンダは中部アフリカに位置する内陸国で、西にコンゴ民主共和国、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジと国境を接しています。面積は約26,3002。日本の四国の1.4倍ほどの中に約1200万人(世界銀行2016)が住んでおり、人口密度にすると約450/2になります。
 
 この人口密度はアフリカで一番となっていて、実は日本(約335/2)よりも高い数字です。アフリカというと「暑い!!」というイメージがまず頭に浮かびますが、ルワンダは標高1000m4500mの範囲にあり、標高約1600mの首都キガリでは、日中もエアコンは必要なく、朝晩はむしろ肌寒い日もあります。

 ルワンダにはあまり馴染みがなくても「ルワンダ大虐殺」という言葉は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?1994年に起こったこの事件で、一説では3か月間で100万人が亡くなったと言われています     
 
 当時の人口が約1000万人なので、国民の10人に1人が犠牲になったことになります。仮に日本で同じことが起こったとすると、1億2千万人の1/10ですから1200万人、ざっと東京都の人口と同じぐらいの人数が3か月で亡くなったことになります。そう思うと、とんでもない事が起こっていたのだと改めて考えさせられます。

 この出来事の詳細はここでは触れませんが、単純に「民族同士の争い」では片づけられない背景があります。「ホテルルワンダ」や「ルワンダの涙」など映画にもなっていますので、興味がある方は是非。

 

 つい20数年前には痛ましい事件があったルワンダですが、今では「アフリカの奇跡」と言われるほどの発展を遂げ、首都のキガリには大きなビルがいくつも建っています。そして街がすごくきれいです。私が今まで行ったアフリカの国々はポイ捨てが当たり前で道路脇や公共スペースには色々なゴミが散乱していることが多いのですが、ルワンダにはゴミが見当たりません。
 なんでもポイ捨てすると罰金を取られるそうです。きれいなのは首都だけかと思いましたが地方の街も同様で、これにはビックリしました。加えて、環境の観点からビニール袋の使用は全面禁止となっており、エコに対する意識もとても高い国です。
 
 さらに治安が安定して、夜に出歩いても問題ありません(勿論、ちょっと危険なエリアもありますが、これはどこの国もそうですね)。
 安全上、日中でも車移動しなくてはいけない国に比べると、自由に出歩けるというのはとてもストレスが少なく助かります。


 「アフリカの奇跡」とも言われるルワンダですが、もう一つこの国を表す言葉があります。それが「千の丘の国」。国土のほとんどが丘陵地であることがその由来で、街中も郊外も平坦な場所は少なく、道路も上ったり下ったり、右に曲がったり左に曲がったりと常に峠道のようです。
 
 そんなルワンダの森林率は森林率19.5%FAO2015)となっています。この数字を知ったときは「そんなに森林があるの?」と思いました。
 
 というのも、アフリカ一の人口密度を誇るだけあって、首都から南へ約120㎞離れた地方都市へ移動する間、道路から見える土地は常に住居や畑などに使われており、森らしい森はごく僅かだったからです。

 
しかし、調べてみると、実は南西部や北部には国立公園もあり、その中の一つ、ニュングェ国立公園は、広さ10002もあります。ここは中・東部アフリカ最大の山岳雨林で、始まりが氷河紀後期にまでさかのぼる、最も古い原生林と言われています。また、植生は確認されているだけで149種あり、そのうち50種がニュングウェ自生で、霊長類は13種類、鳥に至っては300種が住んでいるそうです。


 

そんな自然が残っているなら、19.5%の森林率にも納得です。いつかこのような場所も訪れてみたいと思います。

  話は戻りますが、私が実際に目にした範囲(人々が生活しているエリア)に限れば、ユーカリを多く見かけました。これは自生しているのではなく、植林されたもので、成長が速く、材としても利用できるという特徴から選ばれているようです。
 
また、道路沿いにも植えられていたので、土壌浸食を防止する目的もあるかと思われます。利用目的で植えられているユーカリは樹高10mほどでしたが、道路沿いのものは20mを超すものもありました。

  因みに、浸食防止対策としては、斜面を階段状に切って、あちこちにテラスが作られていました。今回滞在した時期(910月)は雨期で、ゲリラ豪雨のような雨が度々降っていましたが、斜面がひどく削られている場所は目立たちませんでした。
 土壌浸食が問題とは言われているので、場所によっては被害が出ているところもあるのかと思いますが、対策は功を奏しているようです。

 これはあくまでも私の想像ですが、傾斜地に大きな作業道のようなものも見られないところからすると、テラスを造成する際は、重機ではなく、人力もしくは、牛等の家畜の力を利用した上で、結構な日数と人手をかけたのではないかと思います。もしそうであれば、彼らのチームワークや行動力に敬服してしまいます。
 

 
最後に、意外なものを発見した話をお伝えしたいと思います。ルワンダでは日本の中古車、特に業務用に使われていた車両をよく見かけ、日本語で「○○運送」や「△△建設」と書かれたままの車も珍しくありません。
 
 そんな中、街を歩いているときに、偶然写真の車を発見しました!日本から遠く離れたルワンダで、まさか青梅の、しかも林業に関係する車を見つけるとは思いもよらず、なんとも不思議な縁を感じます。この車、首都キガリにある金物店で今でも現役として頑張っていました。
 
 聞いたところによると、12年ほど前からここで使われているとのこと。車の形からするともっと以前の型にも見えますので、もしかしたらこの店の前にも、違う国や店で活躍していたのかもしれません。