2018年1月19日金曜日


11回森林ボランティア育成講座(H30.1.13
『枝打ち体験』

管理人

 恒例の黒仁田市有林での枝打ち体験である。梯子を積んで成木の家を出るときの温度計は-7°を指していた。

この寒さにもめげず、集合場所には心身共に屈強な11名の受講生が集まった。いよいよ、8期生最後の体験講座でもある。

 現場に入ると2回目ということもあり、要領よく傾斜地を梯子を担ぎ、いっぱしの仕事師である。好天気が続き、斜面の土は乾いており滑りながらも作業地に無事到着した。


 枝打ちも通算16回を数え、受講生だけでも延べ200人を超える労力が投資されている。

 
 当然、臨床にも光が入り、きれいな樹となり将来が楽しみだ。昼食時にはお天道様のありがたさを痛感しながらのひと時を過ごした。

 
 昼休みの折には、今年も神棒会員によるプロの枝打ち披露があり、いとも簡単に「登降機」を操っての見事な作業に感心した。

 
 
受講生の勇気ある挑戦もあり、勝手の違う道具に翻弄されたにもかかわらず、その果敢な姿勢に将来を期待したい。

2017年12月13日水曜日

下記事業報告の投稿を休みましたので

*11/26 企業の森支援事業・・・NTTファシリティ-ズ「エコロじいの森」
*12/2  ボランティア育成講座・・・竹林間伐と炭焼き体験

詳しくは、https://www.facebook.com/daisuke.nakajima.961をご覧ください。

2017年11月23日木曜日


👉特別寄稿NO2として、佐藤向陽さんからのメ-ルが届きましたので転載します。
                                 (管理人)

 

8回森林ボランティア育成受講生(H29.11.21
『特別寄稿』
  


ルワンダの紹介
 森林ボランティア8期生の佐藤向陽です。それどこにあるの?という国を紹介するこのシリーズ、2回目の今回はルワンダです。


 ルワンダは中部アフリカに位置する内陸国で、西にコンゴ民主共和国、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジと国境を接しています。面積は約26,3002。日本の四国の1.4倍ほどの中に約1200万人(世界銀行2016)が住んでおり、人口密度にすると約450/2になります。
 
 この人口密度はアフリカで一番となっていて、実は日本(約335/2)よりも高い数字です。アフリカというと「暑い!!」というイメージがまず頭に浮かびますが、ルワンダは標高1000m4500mの範囲にあり、標高約1600mの首都キガリでは、日中もエアコンは必要なく、朝晩はむしろ肌寒い日もあります。

 ルワンダにはあまり馴染みがなくても「ルワンダ大虐殺」という言葉は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?1994年に起こったこの事件で、一説では3か月間で100万人が亡くなったと言われています     
 
 当時の人口が約1000万人なので、国民の10人に1人が犠牲になったことになります。仮に日本で同じことが起こったとすると、1億2千万人の1/10ですから1200万人、ざっと東京都の人口と同じぐらいの人数が3か月で亡くなったことになります。そう思うと、とんでもない事が起こっていたのだと改めて考えさせられます。

 この出来事の詳細はここでは触れませんが、単純に「民族同士の争い」では片づけられない背景があります。「ホテルルワンダ」や「ルワンダの涙」など映画にもなっていますので、興味がある方は是非。

 

 つい20数年前には痛ましい事件があったルワンダですが、今では「アフリカの奇跡」と言われるほどの発展を遂げ、首都のキガリには大きなビルがいくつも建っています。そして街がすごくきれいです。私が今まで行ったアフリカの国々はポイ捨てが当たり前で道路脇や公共スペースには色々なゴミが散乱していることが多いのですが、ルワンダにはゴミが見当たりません。
 なんでもポイ捨てすると罰金を取られるそうです。きれいなのは首都だけかと思いましたが地方の街も同様で、これにはビックリしました。加えて、環境の観点からビニール袋の使用は全面禁止となっており、エコに対する意識もとても高い国です。
 
 さらに治安が安定して、夜に出歩いても問題ありません(勿論、ちょっと危険なエリアもありますが、これはどこの国もそうですね)。
 安全上、日中でも車移動しなくてはいけない国に比べると、自由に出歩けるというのはとてもストレスが少なく助かります。


 「アフリカの奇跡」とも言われるルワンダですが、もう一つこの国を表す言葉があります。それが「千の丘の国」。国土のほとんどが丘陵地であることがその由来で、街中も郊外も平坦な場所は少なく、道路も上ったり下ったり、右に曲がったり左に曲がったりと常に峠道のようです。
 
 そんなルワンダの森林率は森林率19.5%FAO2015)となっています。この数字を知ったときは「そんなに森林があるの?」と思いました。
 
 というのも、アフリカ一の人口密度を誇るだけあって、首都から南へ約120㎞離れた地方都市へ移動する間、道路から見える土地は常に住居や畑などに使われており、森らしい森はごく僅かだったからです。

 
しかし、調べてみると、実は南西部や北部には国立公園もあり、その中の一つ、ニュングェ国立公園は、広さ10002もあります。ここは中・東部アフリカ最大の山岳雨林で、始まりが氷河紀後期にまでさかのぼる、最も古い原生林と言われています。また、植生は確認されているだけで149種あり、そのうち50種がニュングウェ自生で、霊長類は13種類、鳥に至っては300種が住んでいるそうです。


 

そんな自然が残っているなら、19.5%の森林率にも納得です。いつかこのような場所も訪れてみたいと思います。

  話は戻りますが、私が実際に目にした範囲(人々が生活しているエリア)に限れば、ユーカリを多く見かけました。これは自生しているのではなく、植林されたもので、成長が速く、材としても利用できるという特徴から選ばれているようです。
 
また、道路沿いにも植えられていたので、土壌浸食を防止する目的もあるかと思われます。利用目的で植えられているユーカリは樹高10mほどでしたが、道路沿いのものは20mを超すものもありました。

  因みに、浸食防止対策としては、斜面を階段状に切って、あちこちにテラスが作られていました。今回滞在した時期(910月)は雨期で、ゲリラ豪雨のような雨が度々降っていましたが、斜面がひどく削られている場所は目立たちませんでした。
 土壌浸食が問題とは言われているので、場所によっては被害が出ているところもあるのかと思いますが、対策は功を奏しているようです。

 これはあくまでも私の想像ですが、傾斜地に大きな作業道のようなものも見られないところからすると、テラスを造成する際は、重機ではなく、人力もしくは、牛等の家畜の力を利用した上で、結構な日数と人手をかけたのではないかと思います。もしそうであれば、彼らのチームワークや行動力に敬服してしまいます。
 

 
最後に、意外なものを発見した話をお伝えしたいと思います。ルワンダでは日本の中古車、特に業務用に使われていた車両をよく見かけ、日本語で「○○運送」や「△△建設」と書かれたままの車も珍しくありません。
 
 そんな中、街を歩いているときに、偶然写真の車を発見しました!日本から遠く離れたルワンダで、まさか青梅の、しかも林業に関係する車を見つけるとは思いもよらず、なんとも不思議な縁を感じます。この車、首都キガリにある金物店で今でも現役として頑張っていました。
 
 聞いたところによると、12年ほど前からここで使われているとのこと。車の形からするともっと以前の型にも見えますので、もしかしたらこの店の前にも、違う国や店で活躍していたのかもしれません。

2017年11月6日月曜日


50「青梅産業観光まつり」 H29.11.4-5青梅永山公園グラウンド)

管理人
 

「人と森との共生」を合言葉に上成木ふれあいの森・森守会・杣保会・北部建設組合の皆様のご協力をいただき、天候に恵まれ大盛況のうちに終了することができました。

今年は若手によってパネルクイズが衣替えし、受付登録400名を超える勢いで、枝の輪切りのストラップづくりや、竹細工による来年の干支づくりに人だかりができました。

特に、親子の参加が目立ち、クイズに取り組んでいる姿は大きな普及活動を感じることができました。

また、人気の杉や桧の丸太切りでは、用意された丸太が約180名の腕自慢の参加者により、ほぼ輪切りとなってしまいました。

多くの方がお土産に持ち帰っていただいたようで、木の感触をいっぱい楽しんでいただけた日となりました。

 
 
 
 
詳しくは、フェイスブックhttps://www.facebook.com/oumerinken/をご覧ください。

2017年10月17日火曜日


『市議会ニュ-ス』

報告が遅れてしまいましたが、定例議会の一般質問を掲載します。
                              
                           管理人

「青梅市の林業の現状と支援制度について」

 6月定例議会(H29.6.13)で「青梅市の林業の現状と支援制度について」森林林業についての質問が行われました。
 青梅市の森林行政が近隣市町村に比べ対応が気にかかる中、ようやく重い腰を上げようとしている用にも感じました。

今後の当市の都市計画を進めていく上で、社会の趨勢が、人為的な原因による気候変動の大きな変化、マイクロプラスッチック等の身近な問題に直面し、地球環境に対する意識が年々高まってきていることを十分認識しなければなりません。

特に、緑の基本計画との整合性を具体的にどのように諮っていくか森林行政への対応に注目が集まっております。 

詳細は、下記青梅市議会映像配信をご覧ください。

2017年9月6日水曜日


9回森林ボランティア育成講座(H29.9.2
『間伐体験』

管理人

 

 明日に控えた間伐事業に台風15号の影響が気にかかっておりました。

 当青梅市でも夜半まで雨が降り続き、各地で被害の報道がある中、中止を含め雨天対応(座学と木工の準備)に迫られておりました。
 
 
 ありがたいことに、翌朝には雨も止みましたが、作業するには滑りやすく、樹冠についた滴でかなり濡れることを覚悟しなければなりません。
 

                      
 

 急きょ、露払いとしてワンポイント講座を開講し1時間ほど、間伐の意味、鋸の使い方等を水村会員、高山会員に講師をお願いしました。
 講師には失礼ですが、以外に好評で、あっという間に時間が過ぎ、青空も見えはじめ、いよいよ間伐作業の開始です。

 受講生も台風の影響で当日欠席者が多く、少数精鋭部隊での講座となり基本からみっちり学ばれた様子でした。


 
 
 昼食は、昨年、休憩所に荒井会員の指導で設置された間伐材利用のログテ-ブルで秋風を感じながら、心地よいひと時を過ごすことも出来ました。

 まさに、自然の中に生かされていることを実感した一日となりました。

 次回は、竹林間伐と炭焼き体験です。受講生の家族や友人の参加も含め案内があり、無事解散となりました。(お疲れ様でした)

2017年8月31日木曜日

👉「開発途上国での仕事」と「森林ボランティア育成講座の受講」に、闘志を燃やしている佐藤向陽さんからメ-ルが届きましたので下記、特別寄稿として掲載します。
次回の寄稿を楽しみにしています。(管理人)




8回森林ボランティア育成受講生(H29.8.31
『特別寄稿』


ハイチの紹介



   森林ボランティア8期生の佐藤向陽です。私は仕事柄、日本ではあまり話題に上らない開発途上国へ行く機会が多いので、これまで訪れた国の様子やその国の森林をご紹介したいと思います。初回の今回はハイチ共和国(通称ハイチ)です。


外務省ホームページより
ハイチはニューヨークから飛行機で約4時間、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の西部に位置する国で、カリブ海諸国では唯一フランス語を公用語としています。因みに、イスパニョーラ島の東部にはドミニカ共和国があります。

  日本からの旅行先としてはあまり馴染みのないハイチですが、2010年の大地震や2016年のハリケーン「マシュー」による被害のニュースを耳にした方もいるのではないでしょうか。

   国土は約27,0002で北海道の約1/3ぐらいの大きさ。人口は約1,071万人(2015年)です。熱帯気候帯に属しているので気温が30度超える日も多く、ムシムシした暑さは日本の夏のようです。国土のうちの80%は傾斜地となっており、首都のポルトープランスを車で走ってみると、坂が多く、峠道の様にクネクネと曲がる道も珍しくありません。
 

 毎年のようにハリケーンが来たり、時には地震が起きたり、蒸し暑いといったところは日本と似ていると言えるのではないでしょうか。

 

一見樹木が豊富だが・・・
   そんなハイチの樹木を見てみましょう。街中や家の周囲にはマンゴーといった果樹や火炎樹、インドセンダンなど熱帯地方でよく見かける樹種をはじめ、様々な種類の樹木を目にすることができます。しかし、それ以外の場所はというと、草や低木がわずかに生えるのみとなっている土地が広がり、谷筋では土砂が流れたと思われる箇所を頻繁に目にします。
 


郊外はハゲ山が多い
  
 
   人が住んでいるところでは一見緑が豊富に見えるハイチですが、実はFAO(国際連合食糧農業機関)の2015年のデータによれば国の森林率は3.5%となっており、国土の約70%が森林である日本と比べると森林がとても少ない状況です。 

 

ハイチでは今でも日々の炊事に薪や炭を燃料にしている家庭が多く、自分たちで消費するための燃材や、炭を作って現金収入を得るために森林が伐採されてきました。さらに近年は人口増加が進み、この傾向に拍車をかけています。首都から地方に車を走らせると、岩肌の地面がむき出しになっていたり、草原のような中にポツリポツリと樹木が点在している光景を頻繁に目にします。


 
写真にあるような黄色のバケツ一杯の炭が25グルド(約40円)で販売されていました(ちなみに、庶民の昼食が100~200グルド、350mlのビールが150グルドです)。この量の炭を作るのにどのぐらいの材料が必要なのかはわかりませんし、どのように作っているのかも定かではありませんが、もしかしたら日本の炭作り技術が活かせる場面があるかもしれません。


黄色のバケツ一杯で約40

   もちろん、薪炭を得るための伐採だけがこの国の森林減少の原因ではないでしょうし、炊事の燃料を薪炭に頼っている人々に、「森林を守るために過度な伐採はやめましょう」と呼び掛けたり、伐採禁止のルールを決めれば森林が守られるほど単純な問題ではないと思います。

 
 日本もかつては森林が非常に少なかった時代や炊事に薪炭を用いていた時代があったものの、今では(質はともかく)量的には緑が豊富になっています。

日本とハイチでは自然・社会環境や文化的背景など異なる部分もありますが、日本の技術や知恵を活かして、ハイチの人々の生活を守ったうえで森林を増やす方法を見つけられると良いなと思います。

 

最後に余談ですが、同じイスパニョーラ島にあるドミニカ共和国は、ハイチと同じ自然環境にも関わらず、今でも緑豊かです。この国は炊事の燃料としてガスが普及している、政府が伐採を規制するなど環境保全に積極的なので森林が残った、といった理由をよく耳にしますが実際はどうなのでしょうか。機会があれば調べてみたいと思います。

なお、Google EarthGoogle Mapなどの衛星画像でみると、国境を境に緑の濃さがはっきり違う場所も見られます。皆さんも是非チェックしてみてください。